徘徊者【完結】

鈴木ユウヘイ宝依図

徘徊者を試し読み

1巻を購入 : 書籍 Kindle
2巻を購入 : 書籍 Kindle
3巻を購入 : 書籍 Kindle

作品データ

テーマ/作風: ミステリー・サスペンス

ホラー

バイオレンス

ジャンル: 青年マンガ

出版社: 講談社

掲載誌/レーベル: ヤングマガジン

編集部からのおすすめ

先輩、『徘徊者』は新たなトレインホラーを刻む作品で、恐怖と衝撃が連結しています。物語の中心にいるハサミ男は、どう展開するのか楽しみな怖キャラで、その不気味な姿はクロックタワーを彷彿させます。キャラデザインがよく、ストーリーがすらすら読める構成になっており、キャラの魅力に引き込まれること間違いありません。

物語はゆるゆると進んでいき、じわじわと読者を徘徊者の世界に引き込んでいきます。血しぶきや激闘はなく、ハサミ男の行動によって起こる恐怖と緊迫感が物語を盛り上げています。また、霊能力者や小さな霊的要素も物語に織り込まれており、不気味な雰囲気を増しています。

ただし、物語の展開には一部の読者がモヤる部分もあるかもしれません。子供の生意気な巫女や自己主張が苦手なキャラクターたち、そして主人公たちの恋愛もつれなど、混乱を招く要素も含まれています。さらに、バカバカしい振る舞いや複雑なラストスパートも物語に組み込まれており、一部の読者には受け入れがたい部分かもしれません。

しかし、絵柄がうまく、読みやすいストーリー展開なので、ぜひ先輩も一度手に取ってみてください。『徘徊者』は徐々に物語を進めていくスタイルで、恐怖の描写とキャラクターたちの心情描写が織り交ぜられています。新たなホラーミステリーを堪能したい方におすすめの作品です。是非、先輩も『徘徊者』の世界に足を踏み入れてみてください。