ブラステッド

テーマ/作風

バイオレンス

設定

ヤクザ・極道

裏社会・闇社会

ジャンル

青年マンガ

出版社

KADOKAWA

掲載誌/レーベル

HARTA COMIX

編集部からのおすすめ

室井大資による漫画『ブラステッド』は、徳田会というヤクザ組織に所属する店長・穂村が、暴力や不条理な事件に巻き込まれていく姿を描いた作品です。主人公の穂村が徐々に変わっていく過程や、謎のキャラクター「顔」との関係など、クールで鮮烈な暴力描写と疵を抱えたキャラクターたちが織り成す物語は、非日常的で面白みがあります。

『ブラステッド』は、暗く乾いたトーンで描かれた作品であり、暴力の生々しさが際立つ画風が特徴です。主人公である穂村がヤクザの世界にどんどん引き込まれていく様子や、「顔」という不気味な存在との関係など、独特なキャラクターたちとのやり取りが見どころです。また、冷静に物事を見つめる穂村が徐々に変わる過程が描かれており、物語が進むにつれて新たな展開が期待されます。

読者からは、温度が低めで乾いた暴力描写の凄みがたまらないという声や、北野武映画のような雰囲気が楽しめるという意見が寄せられています。ただし、作中の状況が理解しにくい場面や、似たような顔のキャラクターが混在していることによる混乱などの一部の読者からの意見もあります。

そのため、『ブラステッド』をおすすめする際には、独特な雰囲気やキャラクター設定、クールで鮮烈な暴力描写に魅了される読者に向けて紹介すると良いでしょう。シリーズは全2巻で完結しており、不条理な暴力の世界に没入した穂村の物語を是非味わってみてください。