『中学聖日記』(ちゅうがくせいにっき)は、かわかみじゅんこによる漫画である。
祥伝社「FEEL YOUNG」にて2013年3月号より連載を開始し、2024年時点で不定期連載中。
タイトルはNHK名古屋放送局制作のドラマ『中学生日記』と、大映テレビが制作し1983年にTBSテレビ系で放送されたドラマ『高校聖夫婦』から引用された。2016年、第7回「an・anマンガ大賞」や『このマンガがすごい!2017』オンナ編にランクインし、注目される。
2018年10月にTBSテレビ系でテレビドラマ化された。
あらすじ
大学卒業後、国語の非常勤講師を経て、片田舎の町・子星平にある子星中学校に赴任した末永聖。子どものころからの夢だった教師になり張り切るも、担任となった3年1組の生徒たちには着任早々からかわれたり、教頭・塩谷三千代からは服装のことで注意を受けるなど、どこかやる気が空回りしてしまう。一方、大学時代からの恋人・川合勝太郎とは遠距離恋愛中で、仕事に追われる勝太郎とはなかなかコミュニケーションが取れない日々が続いていた。
そんな中、聖は3年1組の男子生徒・黒岩晶から突然告白される。聖は最初はその言葉を受け流していたが、晶からのアプローチは収まることがなく、困惑する。勉強合宿などを通し、次第に聖は晶への特別な感情に気づく。昔、聖の教育実習の指導担当で良き先輩・丹羽千鶴から「生徒に本気になったら終わり」と諭されるも、晶の想いは途絶えない。そんな二人の関係を晶の母・黒岩愛子が疑い始める。
花火大会の日、晶から「花火のあとに会いたい」と誘われるが、会うことを躊躇っていた聖。しかし、偶然にも砂浜で会ってしまい、二人はキスをしてしまう。そのことが愛子にも伝わり、謝罪して経緯を説明するも、許す気配はない。教師を退職することになり、「もう晶と会うことは出来ない」と思った聖は、彼の前から離れることを決心した。
3年後、晶の前から突然姿を消した聖は、婚約していた勝太郎とも別れ、千鶴と同じ小学校で教師を続けていた。穏やかな日々を送っていた聖だったが偶然、同僚・野上一樹と訪れた雑貨市で晶の姿を見つけてしまい、過去の記憶がよみがえり困惑する…。
そんな中、聖の担当児童・橘彩乃の母親・橘美和は、既婚男性との不倫、飲酒などを繰り返し、彩乃の遠足費の支払いを滞納させるなど、母親としてあるまじき行為を続けていた。美和は、聖が教師を続けていると知ってやって来た愛子に話を聞き、過去の晶との関係について責める。真実を言おうか迷う聖を千鶴がサポートし弁解するが、学習発表会の日、保護者の前で過去のことについて暴露され、聖はまたも教師を辞めざるを得なくなってしまった。
聖との関係を切ろうとする愛子に苛立ち、一人で父親・島崎康介を探すため、彼の住む山江島へとフェリーで向かう晶。ひょんなことから聖もそのフェリーに乗ってしまい、山江島で非日常な生活を送る二人。そして二人はまたもキスをしてしまう。
だがその後、聖は晶から「もう、冷めた」と別れを告げられてしまう。そして、両親や千鶴からの信頼も失い、何もかも失ってしまった聖は絶望する。
その後、勝太郎の上司・原口律の助言で、オープンキャンパスに来ていた晶に本当のことを確かめに行く。実は別れを告げたのは彼の本心からではなく、聖の将来を考えたときに自分の存在が邪魔になってしまうのではないか、と考えたからだった。そう話しているうちになぜか警察がやって来て、聖は「未成年者誘拐罪の疑い」で警察署に連行されてしまう。通報したのは愛子で、「もうこれ以上晶と接触しないなら許す」と。弁護士も交えた話し合いをし、聖はどうすれば良いかと考える。のちに聖は晶に必要なのは未来だと気づき、晶とこれ以上関わらないことを愛子に告げ去る。
そして聖は海外移住を決意し、日本を離れ幸せな日々を過ごす。5年後、聖の前に社会人となった晶が現れて…。
出典: Wikipedia