
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 【完結】
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概要
『二月の勝者-絶対合格の教室-』(にがつのしょうしゃ ぜったいごうかくのきょうしつ)は、高瀬志帆による日本の漫画作品。『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2018年1号から連載し、2024年25号で完結した。2023年7月時点で累計部数は360万部を突破している。
2021年10月期に日本テレビ系列でテレビドラマ化された。
2022年、第67回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。
あらすじ
物語の舞台は東京・吉祥寺の中学受験塾、桜花ゼミナール吉祥寺校。業界トップの合格実績を誇るフェニックスをやめ吉祥寺校の新校舎長に着任した黒木蔵人は、「トップ校とされる学校群『御三家』の合格者がゼロに終わった『残念な校舎』の『テコ入れ』をする」ために来たという。「学習塾は、子供の将来を売る場所です」と新人講師の佐倉麻衣に言い放つ冷徹な顔とは裏腹に、小学校で逆学歴差別を受ける女子生徒・前田花恋や多額の費用をつぎ込んでの不合格への不安に駆られた父との関係に苦しむ男子生徒・島津順、不登校となった公立小学校における人間関係を断ち切っての難関校合格を夢見る女子生徒・柴田まるみなどの各生徒に時折見せる黒木の温厚さや、各学力層にいる生徒への深い理解に基づく指導は、次第に生徒・保護者の心をつかんでいく。その一方で佐倉は「黒木は追加料金をもらった生徒のみの個別指導を裏でやるような人間であり、拝金の悪魔だ」とフェニックス時代の黒木の同僚・灰谷から教えられたり、深夜の歓楽街を出歩く黒木を目撃したりしたことから、語られない黒木の素性(過去)を気にし始める。
そんな中、季節は秋になり桜花ゼミナールは各志望校別の対策講座へとその総力をあげるが、ある日、島津家で事件が起きる。初回の開成対策講座から帰り、疲労困憊した日にまで教育虐待(自習の強制、成績降下を理由とした暴言・暴力行為など)を行う父に対してついに順が手をあげてしまい、父が警察を呼ぶ事態に発展したのだ。この知らせを聞き島津家へと介入した黒木の姿は普段と違った感情的なものであり、戸惑う佐倉と「塾講師は生徒の人生に責任が取れる立場じゃない」と激怒する桂に、黒木は「生徒を潰したことがある」と、謝りながらも自らを家庭介入へと走らせた過去の経験を語り始める。
2年前、フェニックスの最上位クラス「サミット1」を担当していた黒木は「模試でサミット1から落ちた生徒(晶)が教育虐待を受けている」と聞き、無神経にも大量の補習によって晶を実力以上の中学に合格させてしまった。「虐待から生徒を守りたいだけだった」と語る黒木の補習によって合格した彼は中学の授業についていけず、どれだけ勉強しても成績最下位層から抜け出せなくなってしまったという。公立中への転校を勧められる息子に「『理想の息子』になれないなら、出ていって!」と言い放った母の一言が引き金となって晶の家は家庭崩壊を引き起こし、彼はそのまま祖母の家に引きこもってしまった。結果的に、黒木の力による晶の合格は家庭の問題を解決できず、むしろ難関校進学が家庭を崩壊させたのだ。最上位クラスのみを担当させられてきた黒木は「合格後のことを何も考えていなかった」と、自らが家庭に対する想像力や共感力に欠けていることを痛感し、さまざまな家庭の姿を見ることで少しでもそれを補えないかと桜花ゼミナールにやってきたのだった。
「共感力に欠けているからこそ、皆さんの力をお借りしたい」と話した黒木と桂・佐倉は、生徒だけでなく保護者のケアにも全力を尽くそうと気持ちを新たにするのだった。
物語は佐倉の視点から書かれており、中学受験の経験がない佐倉や生徒の保護者たちに黒木が中学受験に関する知識を説明する場面が随所に登場する。また、多数の参考文献を基に作られたストーリーには、実在する学習塾・模擬試験・中学校などのパロディーが多数登場するに至るまでの徹底的な「現実感」へのこだわりがみられる。