ローゼンメイデン

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作品データ

ジャンル
  • ライトノベル
  • 出版社
  • 集英社
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    概要

    『ローゼンメイデン』 (Rozen Maiden) は、PEACH-PITによる日本の漫画。

    『Rozen Maiden』のタイトルで『月刊コミックバーズ』(幻冬舎コミックス)にて2002年9月号から2007年7月号まで連載された(1部)。

    移籍・タイトルを変更して、『ローゼンメイデン』が『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2008年20号から2014年8号まで月1回で連載された(2・3部)。旧バーズ版(新装版)とYJ版は、完結後に1・2・3部と正式に部分けされた。全111話。

    その後、新シリーズ『ローゼンメイデン0 -ゼロ-』が『ウルトラジャンプ』(同社刊)にて2016年3月号から2019年4月号まで連載された。

    メディア展開としては、まず2004年6月にドラマCD化、続いて2004年秋と2005年秋にテレビアニメ化し、関連商品が数多く販売された。2013年には設定を一新して2部を新アニメ化。また各キャラクターのドール商品も作られている。2013年の新アニメ以降は、メディア展開はほぼ全て新アニメ基準のものに一新されている。

    作品概要

    コンセプトは「アンティークドールの戦い」。

    少女漫画のような作風や美しいドールの衣装から、女性からの人気も高い。画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と作風はゴシックロリータだと形容されることがある。

    系統的には人造人間譚と言えるべき物でもあり、アンドロイド登場作品に共通するテーマを内包している。作中にアンドロイドの言はないが薔薇乙女をアンドロイドと考えた場合、「アリスを造る」ではなく、アンドロイドである薔薇乙女自身が、当初から強い自己意識と独立心を持ち、自らの意思で「究極の少女であるアリスを目指す」という女性主観的な要素が強調されている。また、主人公の桜田ジュンが過去のしがらみに囚われた薔薇乙女と関わり、彼女たちの確執を解消していく中で自身も成長していく物語でもある。

    タイトルの由来は、響きから決めた。続いて設定を詰める段階になって、「Rosen」(独:薔薇)と「Maiden」(英:乙女)は言語が異なっていたことから、「製作者名がRozenさん」ということにして統一した。

    1998年頃に話題になり始めたゴスロリファッションと、2000年12月に創刊された『ゴシック&ロリータバイブル』1号が直接のきっかけ。ゴスロリ服の少女が戦う漫画を構想し、さらに「人形」の要素も加えようと考えたところで、恋月姫人形の写真集に出会い強力なインスピレーションを得たのだという。ローゼンメイデンがゴスロリかは諸説あるが、ローゼンメイデンの元ネタは明確にゴスロリである。

    バーズ版は事情により連載が終了し、「1部」という位置づけとなる。2007年4月28日に「コミックバーズ」の公式サイトで、2007年5月30日発売の7月号をもって連載終了と発表され、最終回が掲載された。2007年6月24日のPEACH-PITの公式ブログにて千道万里が、それまで当作品に関するコメントを差し控え、ファンに不安と心配を掛けていたことの謝罪と今までの応援を感謝するコメントが発表されたが、以後については「(ファンに対しては)何らかの形で必ず恩返しする」と記載したのみであった。2008年3月発売の『週刊ヤングジャンプ』16号にて(タイトルを伏せて)連載告知イラストーリーを掲載、翌17号において新連載が告知され、20号より月1回のペースで連載された。幻冬舎バーズ版の内容も、集英社から新装版として再刊された。