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フォーチュン・クエストの一覧
概要
『フォーチュン・クエスト』 (Fortune Quest) は、深沢美潮による日本のファンタジーライトノベル作品。また、それを原作にしたメディアミックス派生作品の総称。イラスト・漫画化作品の作画は迎夏生が担当している。角川スニーカー文庫、電撃文庫など複数のレーベルより1989年11月から2020年7月まで刊行された。2022年1月時点でシリーズ累計部数は1000万部を突破している。
概要
主人公の駆け出し冒険者パステル・G・キングによる一人称で書かれた冒険ファンタジー。元々『フォーチュン・クエスト』はマル勝ファミコンの増刊号「魍魎戦記MADARA」内にキャラクター紹介及び冒頭部分が掲載されていたが、その後1989年に正式に角川スニーカー文庫で『フォーチュン・クエスト』(当項目では、以降これを「無印」と記す)が開始され、8巻まで発売される。
1994年、担当編集者の他社への転出に伴い作者の深沢もレーベルを電撃文庫へと移り、続編となる『新フォーチュン・クエスト』を開始する(2012年刊行の20巻まで)。2013年より『新フォーチュン・クエストII』と改題して巻数をリセット。他にもパステル達が冒険者となって最初のクエストに挑戦するまでのプロローグを書いた『フォーチュン・クエスト外伝』(角川スニーカー文庫)、冒険者になった頃にしていたアルバイトの物語を書いた『フォーチュン・クエストバイト編』(角川mini文庫、角川スニーカー文庫)が角川書店から刊行されていた。これらの外伝は、新刊の3巻を加えて『新フォーチュン・クエスト外伝』、本編とバイト編は『新装版フォーチュン・クエスト』として電撃文庫から発売されており、全ての作品が電撃文庫から発売されている。本編以外の物語には他にも『新フォーチュン・クエストL(リミテッド)』がある。
1997年にはテレビアニメ化され、『フォーチュン・クエストL』が毎日放送で放送された。他にもオリジナルストーリーの漫画版やテーブルトークRPG『フォーチュン・クエストRPG』など様々なメディアで展開された。
2007年10月から、ポプラポケット文庫(ポプラ社)から児童文学として無印1巻から順次再版が開始されている。これで角川書店、メディアワークス、ポプラ社と、三社に渡って作品が展開されることとなる。
シリーズ開始30周年となる2020年7月刊行の『新フォーチュン・クエストII』11巻で完結となり、完結記念として『新フォーチュン・クエストL』を除いた電撃文庫全43巻(無印8巻、バイト編1巻、『新』20巻、『新外伝』3巻、『新II』11巻)と作者の深沢と挿絵の迎の直筆サイン入り複製原画のセットが通販限定商品となった。
同作者の作品『デュアン・サーク』『青の聖騎士伝説』は、フォーチュン・クエストの世界の約100年前を舞台とした作品であり、それぞれの作品間を繋ぐ人物やアイテムなどが登場している(デュアン、オグマとサムラ、クレイ・ジュダ、ランド、シドの剣など)。