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概要
『HOTEL』(ホテル) は、シナリオ:紺間宏(大石賢一)・作画:石ノ森章太郎による日本の漫画作品。1990年から2002年にかけてTBS系でテレビドラマ化し、高視聴率を記録する人気作となった。
漫画
小学館ビッグコミックにて1984年9月25日号から1998年3月10日号まで連載された。第33回(昭和62年度)小学館漫画賞受賞。漫画版は「東京プラトン」のジェネラルマネージャー・東堂や新入社員の赤川一平を中心に、バブル期で羽振りのある利用客とホテル従業員との関わりや、世界展開で肥大化するホテル経営について展開される。開始当初の「プラトン」は平均的なシティホテルとして描かれ、ホテル内で繰り広げられるトラブルをメインに描いていたが、比較的早い段階で一流のサービスを提供するプロのホテルマン集団と客の交流へと作風が変化している。青年誌で連載されていた事もあって性行為などを連想させる表現も少なくなかった。
石ノ森の没後、「HOTEL 〜ミレニアム・サービス編〜」(石森章太郎プロ、脚本:大石健一 作画協力:シュガー佐藤)が『ビッグコミック増刊号』に連載。2011年6月には、描き下ろしの新作「HOTEL 第374話『NEOホテル進化論』」(製作:石森プロ、脚本:大石健一、作画協力:シュガー佐藤)が、ウェブサイト『BIZCOM.』に掲載された。この作品群では「銀座プラトン」や「丸の内プラトン」を舞台としている。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパを経営している窪山哲雄が、東堂のモデルとして知られている。
スターシステムとして、石ノ森の別作品でホテルが登場する場合はプラトン系列となる場合が多い。『仮面ライダーBlack』では劇中何度かホテル「プラトン」が登場し、京都では東堂というネームプレートを付けたホテルマンが登場する。また『マンガ青函トンネル』(1988年 日本放送協会出版)の冒頭では「東京プラトン」が登場している。