涅槃

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作品データ

ジャンル
  • 歴史・時代
  • 出版社
  • KADOKAWA
  • 掲載誌/レーベル
  • 角川文庫
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    涅槃の一覧

    概要

    涅槃(ねはん)、ニルヴァーナ(サンスクリット語: निर्वाण、nirvāṇa)、ニッバーナ(パーリ語: निब्बान、nibbāna)とは、一般にヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教における概念であり、繰り返す再生の輪廻から解放された状態のこと。

    インド発祥の宗教においては、涅槃は解脱(モークシャ मोक्ष mokṣa または ムクティ मुक्ति mukti)の別名である。すべてのインドの宗教は、涅槃は完全な静寂、自由、最高の幸福の状態であるだけでなく、誕生、生、死の繰り返しである輪廻からの解放と終了であると主張している。

    仏教においては、煩悩を滅尽して悟りの智慧(菩提)を完成した境地のこと。涅槃は、生死を超えた悟りの世界であり、仏教の究極的な実践目的とされる。完全な涅槃を般涅槃(はつねはん)、釈迦の入滅を大般涅槃という。この世に人として現れた仏の肉体の死を指すこともある。仏教以外の教えにも涅槃を説くものがあるが、仏教の涅槃とは異なる。

    原語・漢訳・同義語

    原語のサンスクリット: nirvāṇa(ニルヴァーナ、巴: nibbāna)とは「消えた」という意味である。「涅槃」はこれらの原語の音写である。音写はその他に泥曰(ないわつ)、泥洹(ないおん)、涅槃那、涅隸槃那などがある。

    梵: nirvāṇaは、滅、寂滅、滅度、寂、寂静、不生不滅などと漢訳される。また、解脱、択滅(ちゃくめつ)、離繋(りけ)などと同義とされる。釈迦の入滅を、大いなる般涅槃、すなわち大般涅槃(だいはつねはん、巴: mahāparinirbāṇa)、あるいは大円寂という。