月が導く異世界道中

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最新刊(16巻)の発売日予測

2025-09-30

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作品データ

編集部からのおすすめ

異世界転生ものを読んでいる方には、『月が導く異世界道中』がおすすめです。他の作品とは少し異なる展開やキャラクター設定があり、新鮮な魅力を感じることができます。特に、主人公のイケメンでないところや、月読様といったキャラクターの魅力が際立っています。ストーリー展開も早く、読みやすいので、一気に楽しむことができます。サクサクと進むストーリー展開には、読者もワクワクが止まらないはず。迫力ある戦闘シーンや高い画力も魅力の一つです。そして、ギャグシーンもちりばめられており、笑いを楽しむこともできます。ただし、美形キャラクターが多いので、描き分けが大変そうだと感じるかもしれません。また、電子書籍に関しては、一部の仕様に対して改善を望む声もありますが、全体的には満足度が高い作品です。面白さを求める方や異世界ものが好きな方には、ぜひ一度手に取ってみて欲しい作品です。『月が導く異世界道中』は、あなたを異世界へ誘う魅力がたくさん詰まった作品と言えます。

#設定が面白い #表情がいい #濃い内容 #ストーリーが面白い #笑える #絵が綺麗 #ほのぼの #ほっこり #読み応えがある

月が導く異世界道中に似た漫画を探す

  • 既刊14巻

    葬送のフリーレン

    少年サンデー
    (類似度:6)

    『葬送のフリーレン』は、魔王を倒した後の物語を描いた、斬新な展開のファンタジー作品です。主人公のフリーレンはエルフであり、彼女が感じる世界と他の仲間たちとの違いが描かれています。物語は静かに優しく描かれ、読む者の心を打つエピソードがたくさんあります。人間の心を求める旅を描いた作品であり、人間らしさや愛おしさを感じさせる内容となっています。

    特に、フリーレンが他の人々の言葉や行動の意味を理解していく姿は感動的で、人々が持つ想いや価値を受け継ぐことの大切さを教えてくれます。物語には涙が溢れてくるシーンも多く、じっくりと読み進めたい作品です。アニメから入った方も楽しめる内容であり、原作の漫画であれば1ページ、1コマにじっくり愉しむことができます。

    『葬送のフリーレン』は後日譚の物語であり、続きが気になる作品です。アニメや本が好きな方には特におすすめの作品で、静かな心の揺さぶりや人間らしさを感じさせるストーリーが魅力的です。ぜひ時間をかけてゆっくりと読み進めることで、作品の奥深さや魅力を存分に味わうことができるでしょう。

    #ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊9巻

    Unnamed Memory

    電撃コミックスNEXT
    (類似度:6)

    『Unnamed Memory』は、永い時を生きる魔女と王太子の壮大な恋物語を描いた作品です。アニメや原作小説を楽しんでいる方には特におすすめです。作画も美しく、物語のテンポも良いため、一気に読んでしまいたくなること間違いなしです。王子と魔女の交流や、未来への期待感を感じさせる作品であり、絵柄も素晴らしいと評判です。アニメの最終話を見ていまいち気になっていた方も必見です。ぜひ、興味がある方は一度読んでみてください。『Unnamed Memory』の世界にどっぷりと浸ることができること間違いありません!

    #ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 全1巻(完結)

    薬師寺涼子の怪奇事件簿 短編集

    アフタヌーン
    (類似度:6)
    #ハードボイルド #バトル・アクション #ミステリー・サスペンス 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊12巻

    Re:Monster

    (類似度:6)

    本作は、最弱ゴブリンからの成り上がりを描いたサバイバルストーリーであり、待望のコミカライズ第3巻が発売されています。ストーリーは最初はちょっと分かりづらい部分もありましたが、2巻以降は非常に面白くなってきます。特に、現代社会と異世界の融合や、主人公の成長過程などが魅力的に描かれています。原作小説と同様に、キャラクターたちの魅力も存分に生かされており、読みごたえ十分の作品となっています。

    また、一冊での読みごたえもあり、他の作品と比べても十分に楽しめる内容となっています。異世界転生ファンタジーや、進化していく過程など、ユニークな要素が盛り込まれており、読者を飽きさせません。ただし、一部の読者からは、主人公のリアクションに対する感想が賛否両論です。それでも、作品全体としては面白く、期待が高まる要素が詰まっています。

    絵柄も劇画風ながら、読みやすく魅力的であり、アニメ化もされるなど勢いがある作品となっています。ただし、一部の読者からは、文章説明の多さや読みづらさなどの指摘もありますが、それでも原作とコミカライズの両方を楽しむことができる作品となっています。全体を通して、ゴブリンからの成り上がりを描いたこの作品は、倫理観の異なる未来世界からの異世界転生や、進化していく過程など、魅力的な要素が満載です。

    リモンスター最高という声もあり、ゴブリンからの成り上がりを描くこの作品は、ファンタジー好きにはおすすめできる作品となっています。今後の展開も楽しみであり、作者の頑張りを期待する声も多くあります。原作小説のファンにも、コミカライズ版で新たな魅力を見つけることができる作品です。是非一読してみてはいかがでしょうか。

    #バトル・アクション #ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊8巻

    いずれ最強の錬金術師?

    (類似度:6)

    異世界もののコミックを100巻ほど読んできたけれど、『いずれ最強の錬金術師?』はおすすめできる作品だ。絵が美しく読みやすく、主人公の成長が楽しめる展開だ。バトル重視の作品ではないが、魅力的な仲間たちとの絆も感じられる。物作りだけでなく、異世界での生活も楽しめる一冊だ。異世界転生や無双チート系に飽きた人にはぴったりの作品だろう。原作も注目の作品だけに、ますますスケールが大きくなっていくことに期待が高まる。漫画としても控えめなゲームライク表現があるが、シナリオは非常に面白く、進んでいく物語に飽きることはない。錬金術や魔法、そして生産を軸に据えた物語は、しっかりとした展開が好感を持てる。『いずれ最強の錬金術師?』はゆるふわな時間が流れる異世界での冒険を楽しめる作品で、続きが気になる一冊だ。幅広い読者に楽しんでいただけること間違いなしの期待の作品だ。

    #バトル・アクション #ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊20巻

    Fate/stay night

    角川コミックス・エース
    (類似度:6)

    『Fate/stay night』は、衛宮士郎が自分の命を救ってくれた正義の味方になる夢を持ち、謎の男たちに狙われる中、セイバーと共に戦う物語です。シロウ、凛、そしてアーチャーの戦いが描かれ、男ながらアーチャーファンにはたまらない内容となっています。戦闘シーンは迫力満点で、特に凛とアーチャーの組み合わせは最強とも言えるでしょう。西脇だっとのイラストの進化や内容の質の向上も感じられ、前作よりもレベルがアップしていると感じます。値段も手ごろなので、お勧めの作品と言えます。序盤の作画に不安を感じる方もいるかもしれませんが、物語の展開やキャラクターの魅力に引き込まれ、続きが気になること間違いなし。佐々木小次郎の活躍や番外編の過去の話しも魅力的で、全体的に悪いところが無いほど楽しめる作品です。『Fate/stay night』は、ゲームやアニメを楽しんだ人には特におすすめの漫画と言えるでしょう。

    #料理・グルメ #日常 #ギャグ・コメディ #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 全16巻(完結)

    ピーチボーイリバーサイド

    少年マガジンR
    (類似度:6)
    #バトル・アクション #ファンタジー #ダーク 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊32巻

    夏目友人帳

    LaLa
    (類似度:6)

    『夏目友人帳』は、微妙な距離感と心をふるわせるハーモニーが魅力の作品です。主人公の夏目が友人たちとの関係性を通じて成長していく様子や、妖と人との狭間で揺れる姿が描かれています。作品を読み終わると、心がホッコリするほのぼのとした気持ちに包まれます。夏目と名取さんの関係性が特に胸熱で、引き込まれるストーリー展開が魅力的です。『夏目友人帳』は安定した良さと、癒しを求める方におすすめの作品です。読んでいるだけで幸せな気持ちになれる、ほっこりとした心温まる作品です。

    #癒し #ヒューマンドラマ #青春 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊16巻

    レベル1だけどユニークスキルで最強です

    月刊少年シリウス
    (類似度:6)
    #ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊8巻

    世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

    角川コミックス・エース
    (類似度:6)

    『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』は、世界一の暗殺者が異世界に転生して史上最強の暗殺者へと成長していくストーリーです。キャラクターが魅力的で、特に女の子がかわいいと評判です。また、主人公を持ち上げるためのモノローグが長く、テキスト処理に改善の余地があるという指摘もありますが、それでもアニメから原作を読みたくなるほど面白いとの声が多く寄せられています。異世界系作品の中でも期待を裏切らない、緻密に考えられたストーリー展開が魅力的で、単なる俺つええ系ではなく、主人公よりも絶対的な存在がいることで引き締まりが感じられるという評価もされています。全体的に、楽しく読める漫画として、おすすめの一作と言えるでしょう。

    #ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊18巻

    風都探偵

    ビッグコミックスピリッツ
    (類似度:6)

    『風都探偵』は、仮面ライダーWの正統な続編として楽しめる作品です。演者たちの声が聞こえてくるような臨場感と、テンプレを超えたデザインが魅力的です。アクションシーンも息をのむような迫力で描かれており、仮面ライダーW好きな方には必見の作品と言えます。ストーリーはテレビシリーズを継承しつつも、完全オリジナルの続編として新たな展開も楽しめます。また、線が細くなってしまったという意見もありますが、その分スタイリッシュで現代的な漫画として楽しめる点も魅力の一つです。特に、謎の美女や裏風都といった新たな要素が加わり、どんどん気になる展開が続くことで、読者を引き込んでいます。『風都探偵』は、仮面ライダーWファンにも新たに触れてみたい方にもおすすめの作品です。ぜひ、この風の街で繰り広げられる探偵ドラマに没頭してみてください。

    #バトル・アクション #ハードボイルド #ヒューマンドラマ 似た漫画を探す
  • 既刊16巻

    怪獣8号

    少年ジャンプ+
    (類似度:5)

    『怪獣8号』は、怪獣が日常的に現れる世界を舞台にしたストーリーで、主人公のカフカが突然怪獣化してしまい、怪獣討伐をする日本防衛隊の一員となるという展開が面白い作品です。

    ストーリーは明快で読みやすく、一気に引き込まれること間違いなしです。ただ、他作品との類似点が多く、オリジナリティーに欠ける部分もあるかもしれません。亜白隊長や保科副隊長など、他の作品のキャラクターに似ているところがありますが、それが作品の個性とも言えるかもしれません。

    作者の努力と知識の深さが感じられる作品であり、ヒーロー軍団と怪獣との戦いを描くという漫画家の夢を追いかける姿勢には賞賛の念を抱かずにはいられません。好感度は高く、作者の才能を見ると、今後の展開がますます楽しみです。

    『怪獣8号』は、新たなるヒーローの誕生と怪獣との激闘を描いた作品であり、怪獣ファンやアクションが好きな方にはぜひオススメしたい一冊です。楽しく読めるストーリーと緊張感あふれる戦闘シーンが魅力であり、一度手に取れば虜になること間違いありません。ぜひ、友人や知り合いにも勧めて、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

    #バトル・アクション #SF 試し読み 似た漫画を探す
  • 全20巻(完結)

    新ジャングルの王者ターちゃん

    週刊少年ジャンプ
    (類似度:5)
    #バトル・アクション #ギャグ・コメディ 試し読み 似た漫画を探す
  • 全5巻(完結)

    花田少年史

    モーニング
    (類似度:5)
    #癒し #家族 #感動 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊7巻

    ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

    B’s-LOG COMICS
    (類似度:5)

    『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』は、美麗な絵と独自の設定が魅力の作品です。リーゼロッテのツンデレ姿に悶えるジークを実況する高校生たちの神託が展開するストーリーは、テンポよく読み進められる楽しい作品です。キャラクターたちの魅力的な個性や、丁寧に描かれた世界観が読者を引き込みます。1巻から7巻まで幅広い展開があり、次巻が待ち遠しくなる作品です。美しい絵とキャラクターたちの魅力に心を奪われる、悪役令嬢ファンには特にぜひおすすめしたい作品です。

    #令嬢ロマンス #ファンタジー #ラブコメ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊19巻

    異世界チート魔術師

    角川コミックス・エース
    (類似度:5)

    異世界チート魔術師は、普通の高校生が突然最強の魔術師になるという夢のようなストーリーが特徴です。主人公のちーとは、ダメすぎると評されるほど様々な失敗を犯しながらも成長していく姿が描かれます。ヒロインとの掛け合いや異世界での冒険も魅力的で、読み手を飽きさせない展開が続きます。

    また、主人公が戦士ではなく魔法使い系で、女の子との冒険を楽しむという新しい要素も取り入れられています。テンプレートな展開もあるかもしれませんが、その中にも読み手を引き付ける要素が満載です。普通に面白いと評されるように、流行りの異世界ものにはハズレが少ない作品として推薦できます。

    小説1巻がコミックス1冊分になっているため、しっかりとしたストーリーを楽しむことができます。ヒロインもかわいいと好評で、未だかつてない異世界への旅は新鮮な刺激を与えてくれるでしょう。アニメ化されている作品でもあり、幅広い層におすすめできる一作です。

    異世界チート魔術師は、チートが大したことなく感じられる展開や内容の残念さを指摘する声もありますが、その一方で面白さやキャラクターの魅力を高く評価する声も多く見られます。自分に合った作品かどうか迷う方もいるかもしれませんが、新しい要素や展開に興味がある方にはぜひおすすめしたい作品です。

    #ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊23巻

    無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

    MFコミックス フラッパーシリーズ
    (類似度:5)
    #ファンタジー #ラブコメ #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 全4巻(完結)

    六花の勇者

    スーパーダッシュ&ゴー!
    (類似度:5)
    #ファンタジー #バトル・アクション #ミステリー・サスペンス 試し読み 似た漫画を探す
  • 全11巻(完結)

    ログ・ホライズン 西風の旅団

    ドラゴンコミックスエイジ
    (類似度:5)

    「ログ・ホライズン 西風の旅団」は、オンラインゲームに閉じ込められたギルドが生き残りをかけて戦う物語です。主人公のソウジロウを中心に描かれる物語は、原作と同じ時間軸で展開されており、原作ファンにはおすすめの作品です。バトルシーンはもちろん、頭脳戦も魅力的で、ゲームに閉じ込められた状況から現実世界への帰還手段を求める展開も見どころの一つです。また、原作のキャラクターも絡んでくるため、原作ファンには必見の作品と言えるでしょう。

    外伝としての内容であるため、原作ファン向けの設定や世界観の説明が省かれていますが、アニメ化も決定しており、MMORPG系ノベルファンにもオススメの作品となっています。イラストも原作イラスト担当のハラカズヒロ氏が手掛けており、原作ファンにとっても受け入れやすい作品と言えるでしょう。さらに、橙乃ままれ氏の別作品「まおゆう」の人気もあり、広く知られる日も近いかもしれません。

    この作品は、主人公無双ではなく、奮闘するキャラクターたちの物語が描かれており、成長や友情がテーマとなっています。バトルだけでなく、人間関係やストーリーの展開も見どころの一つとなっています。原作ファンである方はもちろん、MMORPG系のファンにも楽しめる作品と言えるでしょう。個人的には、装丁も原作と同様なので、外見でも楽しめる要素があります。ぜひ一読してみてください!

    #バトル・アクション #ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊10巻

    イオ

    月刊ヤングキングアワーズGH
    (類似度:5)
    #ファンタジー #ギャグ・コメディ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊23巻

    フルーツバスケット

    花とゆめコミックス
    (類似度:5)
    #恋愛 #ラブコメ #動物 試し読み 似た漫画を探す

他の『あずみ圭』の漫画一覧

  • 既刊3巻

    鬼殺しの我道再演

    月刊少年ガンガン #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す

月が導く異世界道中の一覧

概要

『月が導く異世界道中』(つきがみちびくいせかいどうちゅう)は、あずみ圭による日本のライトノベルおよびそれを原作とするメディアミックス作品。略称は「ツキミチ」。

2012年に「小説家になろう」で発表され、同年にアルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞を受賞し、同社から書籍版も発行された。イラストはマツモトミツアキ。小説家になろうとアルファポリスの書籍で同時執筆していたが、2016年時の小説家になろうの規約変更により、ウェブ版の執筆を停止し、アルファポリスでの書籍版の連載に注力する。2024年6月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は420万部を突破している。

あらすじ

一男二女というごく平凡な五人家族の高校生「深澄真」は、両親に関連した事情から突如として日本から異世界へヒューマン(異世界における一般的な人間とほぼ同意)を救う勇者として召喚される、はずがその異世界の唯一神である女神の「顔が醜いから」というあまりにも個人的かつ身勝手の過ぎる我儘からヒューマンと交わること(交流及び結婚)を禁じられ、勇者としてではなく、汚くて忌わしいゴミとしてこの異世界の果てに捨てられた。

その女神に立ち会う前に出会った真のいた世界の三貴神の一柱、「月読命」の説明によると、真の両親が異世界出身という出自、日本へ向かう際の女神との契約として両親の大切なものをささげるという取り決めがされていたことを知る。女神の横暴さを知っていた月読命よりあらかじめ加護として、女神に与えられるより上回る能力を与えられ、勇者の役割をはく奪されたことで転移先の世界で責務を負うことなく自由に生きる許可まで月読命に与えられた。

月読命の話では、真の元いた世界では神々の加護すら届かず肉体的にも魔力的にも負荷を受けて知らずに鍛錬するような生活を送っていたため、その負荷から解放された異世界では超人とも言うべき能力を発揮できることを保証されているが、同時に無敵ではないという注意もされている。

降りた異世界はまさしく「世界の果て」と呼ばれる荒野であり、人どころか動物、魔獣にさえ会えなかったが、やっとのことで魔獣に襲われたオークの娘に会ったことがきっかけで異世界人との交流が始まる。真の解放された身体能力と、月読命から与えられた加護により、異世界での強大な亜人、魔族、上位竜、魔物に立ち向かい、真の力を認めた上位竜・巴(旧名:蜃)、災厄の黒蜘蛛・澪、リッチ・識と主従契約を結び、主従契約時の変化の法則に従い彼らは真と同じく人(ヒューマン)の姿となる。最初に主従を結んだ巴との契約によって出来た亜空(霧の結界)の中に、真を尊敬し、崇める亜人(オーク、ドワーフ、リザードマン、半人半蜘蛛)を招いて、元の異世界の荒野とは対照的な環境で村を作って発展、一癖も二癖もある主従を結んだ者たちに振り回されながら、異世界での生活を送っていく。

真は続いて、出身地である両親の軌跡を求めて荒野の中の何処かにあるヒューマンの街を探査、人恋しさも相まってヒューマンとの交流を図る。ところが、異世界の価値観ではヒューマンと思えないほどとされている醜い顔と漏れ出す強大な魔力、さらにヒューマンとの共通言語を知らず意思疎通ができないため、ヒューマンの多くは真を恐れており、真の印象隠ぺいを講じた上でヒューマン化した従者を伴った行商として挑むことに。戦争による異常な物価を感じながらその後、一部のヒューマンとは友好を結ぶが、それでも女神の持つヒューマン第一主義が蔓延っているため、ヒューマン以外の亜人は家畜か道具という考えが根強く、ヒューマンと亜人、特に魔族との友好などは難しい状況であった。

ヒューマン偏重主義を端に発した戦争が続く荒廃した異世界で、荒野にたたずむ街と、自然豊かな亜空を行き来しながら、真一同は巻き込まれるように世直しの旅をしていく。