名探偵コナン から紅の恋歌

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作品データ

テーマ/作風
  • ミステリー・サスペンス
  • 手法/事実情報
  • 1巻完結
  • ジャンル
  • 少年マンガ
  • 出版社
  • 小学館
  • 掲載誌/レーベル
  • 少年サンデー
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    名探偵コナン から紅の恋歌の一覧

    概要

    『名探偵コナン から紅の恋歌』(めいたんていコナン からくれないのラブレター)は、2017年4月15日に公開されたアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの21作目にあたる。上映時間は112分。興行収入は68億9,000万円を記録し、2017年邦画興行収入ランキング第1位を獲得した。キャッチコピーは「待っとれ 死んでも守ったる─」「ふたひらの運命を引き裂く哀しき歌―紅に染まる巡恋(チェインドラブ)ミステリー」。

    概要

    2016年11月30日発売の『週刊少年サンデー』2017年1号にて、本作の公開日とタイトルの発表およびティザービジュアルの公開が行われた。その後、同年12月9日に放送されたテレビスペシャル『名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』では、本作の特報映像が放送され、その翌週の同年12月16日には、公式チャンネルによってYouTubeで公開された。

    監督は前作に引き続き静野孔文、脚本は推理作家の大倉崇裕が手がけている。主な内容は、大阪や京都を舞台として百人一首が絡む事件に江戸川コナンと服部平次が挑むというもので、本作に登場する「自称・平次の婚約者」こと大岡紅葉は、今後の原作にも大きな影響をおよぼすという。

    平次と遠山和葉は第17作『絶海の探偵』以来4年ぶりの登場で、劇場版には通算7回目の登場となる。平次と和葉がメインになる映画は第7作『迷宮の十字路』以来2度目で、本作のキャスト表記は公式サイトやポスターなどで毎年主役扱いのコナン、毛利蘭、毛利小五郎と同様に太字で別格になっている。さらに、毎年数か所で行われる舞台挨拶でも、常連であるコナン役の高山みなみ、蘭役の山崎和佳奈、小五郎役の小山力也らに平次役の堀川りょうと和葉役の宮村優子が同席するなど、本作では平次と和葉が主役同然に位置付けられている。故に、和葉がエピローグに登場した初めての劇場版でもある。

    大岡紅葉と執事の伊織無我はテレビアニメに先行しての劇場版初登場となるほか、平次の母親である服部静華も劇場版初登場となる。この他、回想のみではあるが京極真も初登場となった。

    大阪や京都などの関西圏が舞台となるのは第17作『絶海の探偵』以来となる。また、コナンと平次は、第13・14・17作では間接的に関わるのみであったが、『探偵たちの鎮魂歌』以来に、直接対面している。平次や和葉と同様に、服部平蔵・遠山銀司郎と大滝悟郎も4年ぶりの登場となるが、本作以降の銀司郎は、2015年3月7日に死去した小川真司に代わりてらそままさきが担当。また、平蔵役も小山武宏から本作のテレビアニメ版及び劇場版第1作に出演経験のある山路和弘に変更された。本作は関西が舞台であるため、ゲストキャラクターも関西出身の声優が多く起用されている。

    これまで全ての劇場版に登場していた目暮警部が初めて登場しない作品である。また、目暮の部下である警視庁捜査一課の刑事たち(高木渉、佐藤美和子、白鳥任三郎、千葉和伸)も登場せず、本作で起こる事件は大阪府警と京都府警の合同捜査となっている。このため、京都府警の綾小路文麿も3年ぶりに登場した。

    オープニング映像は概ね前作『純黒の悪夢』の演出を継承しており、本作でもタイトルからオープニング映像までのシーンを片目だけで見ると3D映像のように見えるようになっているが、新一が幼児化したシーン以降の背景やテロップなどが一新され、本作に合わせて百人一首の札や書道などをあしらった和風のデザインとなっている。また、和葉役の宮村がオープニングのキャストクレジットで紹介されるのは本作が初であり、平次役の堀川も『探偵たちの鎮魂歌』以来の紹介となる。

    エンドロールの終盤では、脚本としてシリーズに携わり前年に亡くなった古内一成が追悼されている。

    本作の公開と同日に放送のテレビアニメ第855話「消えた黒帯の謎」は本作のプレストーリーとなっており、京極真がテレビアニメオリジナルに初登場し、原作に先駆けて彼の少年時代も描かれた。ただし、上記のように本作は季節が秋なので、放送時期に合わせて毎年季節もループするテレビアニメにおいて、季節の描写が異なる形式になっている。

    本作のエピソードは原作にも反映されており、本作公開年の原作では帝丹高校の修学旅行で京都を訪れた蘭が紅葉と初めて会話するシーンにて、すでに以前出会っていたことが語られる。この際、本作で関わらなかった園子が紅葉や伊織と初対面となっている。また、平次と和葉も同様に紅葉とのやりとりで、本作の競技かるたを経てすでに面識があることにもなっている。さらに、これまで劇場版とプレストーリーのみのアニメオリジナルキャラクターだった綾小路文麿も、すでにコナンたちと面識がある形で同シリーズに初登場を果たしている。

    小学館ジュニア文庫から2017年4月13日に本作の小説版が発売され、これとは別に、脚本最終稿をベースにして脚本を担当した大倉が書き上げた『小説 名探偵コナン から紅の恋歌』が小学館文庫から2017年12月6日に発売された。前者は本編のノベライズだが、後者は原作的な小説である。また、2017年4月12日には「名探偵コナン 平次&和葉セレクション」も発売された。そして、本作では第9作『水平線上の陰謀』以来となる(パンフレットを除く)本作単独の解説本「名探偵コナンシネマガイド2017」が公開前の2017年4月5日に発売された。さらに、本作の公式ガイドも兼ねた「名探偵コナン 服部平次&遠山和葉 シークレットアーカイブス」も発売されている。

    タイトルの「から紅」は漢字で唐紅と書き、紅葉のような濃い紅色または深紅を指す言葉で、六歌仙および三十六歌仙の1人である在原業平が詠んだ小倉百人一首の第17句「ちはやぶる 神代(かみよ)も聞(き)かず 竜田川(たつたがは) からくれなゐに 水(みづ)くくるとは」にも詠まれているフレーズである。また、同じく三十六歌仙の1人である平兼盛が詠んだ小倉百人一首の第40句「しのぶれど 色(いろ)に出(い)でにけり わが恋(こひ)は ものや思(おも)ふと 人(ひと)の問(と)ふまで」も和葉の恋心に関する歌になっており、予告編では和葉役の宮村がこの句を詠んでいる。さらに、崇徳院が詠んだ小倉百人一首の第77句「瀬(せ)をはやみ 岩(いは)にせかるる 滝川(たきがは)の われても末(すゑ)に 逢(あ)はむとぞ思(おも)ふ」も新一と蘭の恋心に関する歌として、予告編にて新一役の山口勝平と蘭役の山崎が詠んでいる。

    次作『ゼロの執行人』以降は金曜日公開となったため、今作が最後の土曜日公開となった。

    劇場版シリーズの定番となっているエンディング後の次回作の予告は、今作でも放映された。エピローグ終了後に宇宙から見た日本列島の夜景をイメージした映像が、5秒前からのカウントダウンとともにライトアップされた首都圏へクローズアップして行き、カウントが0になったところで、安室透役の古谷徹の声による「ゼロ」という呟きと同時に首都圏の灯りが消えた直後、次回作の製作および公開が決定した旨の字幕による予告が流れた。その後、2017年11月26日午前0時より劇場版公式Twitterアカウントにて「3」から始まるカウントダウンが行われ、「0」になる同年11月29日午前0時に、公安警察をテーマに安室透がメインとなる『名探偵コナン ゼロの執行人』のタイトルとキービジュアルが発表された。