
異世界転移、地雷付き。
異世界転移、地雷付き。を試し読み作品データ
編集部からのおすすめ
異世界転移、地雷付き。」は、チートの無い異世界での知恵と工夫の開拓記が描かれる作品です。地雷スキルを持つ異世界に転移された学生たちが、現実的で集団だからこそ強くなれる、等身大のスローライフを送る様子が描かれています。
登場人物がリアリティーを持ち、主人公たちの力が強すぎず地道に成長していく様子に興味が湧きます。チート能力を発揮して物語を進めるだけでなく、サブキャラにも活躍の場を与える展開は読み応えがあります。
作画には好みが分かれる部分もありますが、ストーリーの展開やキャラクター設定に魅力を感じるレビューも多く、続きを読んでみたいという声も聞かれます。漫画と原作が途中までしか存在していないため、続きが気になる方も多いようです。
「異世界転移、地雷付き。」は、異世界転移もののよくあるパターンから一線を画す魅力を持った作品と言えるでしょう。地雷スキルを持つ主人公たちの冒険は、まだまだ続く展開に期待が高まります。興味を持った方は、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。
異世界転移、地雷付き。に似た漫画を探す
-
既刊5巻
陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです
HJ文庫(類似度:2)「陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです」は、恋愛初心者のふたりが繰り広げる激甘ピュアカップルラブコメ作品です。クラス内でカーストトップの清楚系ギャルに、罰ゲームで告白されて付き合うことになってしまった主人公。しかし、そのギャルが実は彼に“ガチ惚れ”しているようで、放課後デートや手作りお弁当などイチャつきが止まらない展開が楽しめます。
試し読み 似た漫画を探す
読者からは、主人公とヒロインの関係やストーリーの面白さが好評です。主人公が男前で見ていて気持ちが良いという声や、ヒロインがギャルではなく真面目な女の子であることにも注目が集まっています。おもしろさやストーリーの面白さだけでなく、絵柄もクオリティが高く、次巻が待ち遠しいという声も多く見られます。
また、ボイスコミックでも人気を博し、原作を未読の読者も楽しめる作品として評価されています。ふたりの可愛らしさや、続きが気になるという期待感から、次巻の展開に期待が高まっています。全体的に甘く、しかし悪くないという声もあり、ユーモアたっぷりな展開やキャラクターたちの魅力に魅了される読者が多いようです。
この作品は、恋愛や学園ものが好きな読者におすすめの作品です。主人公とヒロインの掛け合いや成長、恋愛模様が描かれる中で、読者も一緒に胸キュンしながら物語を楽しむことができます。また、笑いもあり、感動もありと、バランスの良い展開が魅力の一つです。ぜひ、この作品を手に取って、清純派ギャルと陰キャ男子のラブコメを堪能してみてはいかがでしょうか。 -
既刊10巻
最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~
マガジンポケット(類似度:1)#ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す -
既刊12巻
異世界召喚は二度目です
モンスター文庫(類似度:1)『異世界召喚は二度目です』は、元勇者が再び異世界に召喚されて物語が展開する作品です。2巻目も面白く、敵の陰謀が少しずつ明らかになっていく展開は読み応えがあります。キャラクターが魅力的で、猫耳娘の登場など楽しいシーンもたくさんあります。ただ、一部のファンは物語の展開がマンネリに感じるかもしれません。しかし、立場として「悪」とされたものを救うストーリーが好きな方にはおすすめできる作品です。その他の読者からは、絵柄が見やすくていいと評価されており、チート級に強い主人公が無双する要素も楽しめるという声もあります。物語の展開が気にならない方や、猫耳などのキャラクター設定が好きな方には、ぜひ読んでみて欲しい作品です。
試し読み 似た漫画を探す -
全3巻(完結)
転生令嬢はご隠居生活を送りたい! 王太子殿下との婚約はご遠慮させていただきたく
FLOS COMIC(類似度:1)『転生令嬢はご隠居生活を送りたい! 王太子殿下との婚約はご遠慮させていただきたく』は、華族令嬢が貴族の世界で繰り広げる物語です。主人公のアイリーシャは、元華族の令嬢であるが故に目立ちたくないという思いから、隠密スキルを磨いて静かな生活を望んでいました。しかし、王太子であり絶氷の貴公子として知られるエドアルトからの婚約話に巻き込まれ、予定とは異なる展開が待ち受けています。
#令嬢ロマンス #ファンタジー #溺愛 #恋愛 試し読み 似た漫画を探す
読者からのレビューには、キュートな絵柄や素敵なキャラクターたちが評価されており、特にヒーローであるエドアルトの魅力について絶賛されています。一方で、ヒロインの意固地さや展開への不安も感じる声もありますが、その緊張感や不安が物語をより魅力的に感じさせる要素として捉えられています。
物語の展開は王道的な要素も含まれていますが、それでいて意外性や独自性も感じられ、読者たちは次巻の展開に期待しています。『転生令嬢はご隠居生活を送りたい! 王太子殿下との婚約はご遠慮させていただきたく』は、異世界×王子との溺愛ラブファンタジーとして、多くの読者を魅了しています。是非、先輩にもおすすめしたい作品です。 -
全8巻(完結)
最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン
マンガUP!(類似度:1)#ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す -
既刊6巻
錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。
マンガUP!(類似度:1)#ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す -
既刊6巻
シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説
MFC(類似度:1)シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』は、異世界に転生したクマキチが、ウェアウルフの姉妹を助けながら森で生活していく物語です。オッサン受けする要素があり、シロクマの人間性が魅力的で読み応えがあります。テンポが良く飽きずに読める内容で、白熊の無双バトルや日本の知識を持つ主人公のキャラクターが楽しい要素となっています。深い考えなくても楽しめる、欝要素のない異世界転生ものとしておすすめできる作品です。読みやすい展開とかわいらしい絵柄を楽しみながら、のんびりとストーリーを楽しむことができます。原作好きや白熊が気になる方にはぜひおすすめしたい作品です。
#ファンタジー #バトル・アクション #動物 試し読み 似た漫画を探す -
全18巻(完結)
ダンジョンに置き去りにされたので定住した~そしてダンジョンマスターへ~
COMICソイヤ!(類似度:1)#バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す -
既刊7巻
ねこめ(~わく)
(類似度:1)#ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す -
既刊6巻
最速無双のB級魔法使い 一発撃たれる前に千発撃ち返す!
ガンガンONLINE(類似度:1)#ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す -
既刊4巻
異世界で姉に名前を奪われました
FLOS COMIC(類似度:1)「異世界で姉に名前を奪われました」は、姉に名前や思い出を奪われた世界で展開する異世界溺愛ファンタジー作品です。大学生の一花は、手鏡を介して異世界のセシルと交流していましたが、ある日姉の華恋が失踪し、手鏡も消えてしまいます。1年後、一花は再び手鏡を手にし、異世界へと飛ばされることになります。そこには成長したセシルと、なぜか一花と名乗る聖女の姿をした華恋が待っていたのです。
#令嬢ロマンス #ファンタジー #溺愛 試し読み 似た漫画を探す
この作品は、展開が予測不能で次巻がとても気になるという声が多くあります。物語が徐々にノア=チビセシルであることが明らかになっていく流れや、最後の展開には読者もドキドキさせられることでしょう。ノアとセシルの名前が入れ替わっていたことが確定する中、なぜそうなったのか理由が気になるという読者も多いようです。
また、姉妹の関係修復や、ノアがどのように成長していくのか、そして元の世界に戻れるのかなど、さまざまな展開が気になる要素が多く散りばめられています。一花やノア、華恋の間でどのような関係が築かれていくのか、そして二人が異世界にいる間、両親はどのように心配しているのかなど、読者は次巻以降の展開が楽しみで仕方ないようです。
「異世界で姉に名前を奪われました」は、溺愛要素も含まれており、次巻に突入する準備が整いつつあるようです。原作者のあとがきにもあるように、さらなる溺愛展開や姉妹の関係修復、そして元の世界への帰還など、これからの展開がますます楽しみになる作品と言えるでしょう。気になる方はぜひ一度手に取ってみてください。 -
既刊45巻
私の推しは悪役令嬢。 連載版:
コミック百合姫(類似度:1)#ラブコメ 試し読み 似た漫画を探す -
既刊13巻
この世界がいずれ滅ぶことを、俺だけが知っている ~モンスターが現れた世界で、死に戻りレベルアップ~
マガジンポケット(類似度:1)#ファンタジー #バトル・アクション #ダーク 試し読み 似た漫画を探す -
既刊29巻
私と結婚した事、後悔していませんか?
素敵なロマンス(類似度:1)#令嬢ロマンス #ファンタジー #恋愛 #ちょいエロ・セクシー 試し読み 似た漫画を探す -
全3巻(完結)
外れスキルでとんでも領地経営~雑魚スキルだと言われたけど、実は眠っている神々を起こす最強チートでした~
comicグラスト(類似度:1)試し読み 似た漫画を探す -
既刊12巻
転生貴族の万能開拓~スキルを使っていたら最強領地になりました~
ヤンマガWeb(類似度:1)#ファンタジー #領地経営・開拓 試し読み 似た漫画を探す -
既刊4巻
年齢制限付き乙女ゲーの悪役令嬢ですが、堅物騎士様が優秀過ぎてRイベントが一切おきない
WEBコミックガンマぷらす(類似度:1)この漫画は、前世でプレイしていた乙女ゲーの世界に転生した悪役令嬢のロベリアが、ヒロインポジションの妹を守るために奮闘する物語です。姉妹の仲の良さや溺愛ぶりがほっこりとした気持ちにさせてくれます。さらに、ロベリアが恋心を抱く騎士のダグラスとの控えめな恋模様も見どころの一つです。絵柄やキャラ設定が素晴らしく、物語のテンポも良く読みやすい作品です。原作を読んだことがなくても楽しめるので、気軽に読んでみてください。私も是非2巻の続きを読みたいと思いました。ダグラス推しの方にもおすすめできる一作です!
#令嬢ロマンス 試し読み 似た漫画を探す -
既刊3巻
行き遅れ聖女の幸せ(コミック) :
モンスターコミックスf(類似度:1)#令嬢ロマンス #ファンタジー #溺愛 試し読み 似た漫画を探す -
全8巻(完結)
転生したら乙女ゲーの世界? いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。
FLOS COMIC(類似度:1)先輩、おすすめの漫画『転生したら乙女ゲーの世界?いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。』は、乙女ゲームの世界に転生したアラサーOLが、魔術を極めるために奮闘する姿を描いた物語です。恋愛よりも魔術を重視する残念系令嬢のストーリーは、原作ファンも初見の方も楽しめる内容となっています。展開が読めないサスペンスなストーリーで、物語の謎やキャラクターたちの掛け合いはハラハラさせること間違いなしです。魔術×恋愛拒否の異色の組み合わせで、新しい視点からファンタジーの世界を楽しむことができる作品です。続きが気になる展開なので、ぜひ先輩にもおすすめしたい一冊です!
#令嬢ロマンス #ファンタジー #家族 試し読み 似た漫画を探す -
既刊10巻
野生のラスボスが現れた! -黒翼の覇王-
アース・スターコミックス(類似度:1)「野生のラスボスが現れた! -黒翼の覇王-」は、大人気オンラインゲーム「エクスゲートオンライン」を舞台にした異世界ものの作品です。主人公が新たな役割を与えられ、世界が転生した先で彼を待ち受ける驚きとは――?オリジナリティ溢れる設定や緻密な構成により、一気に2巻まで読み終える面白さがあります。
#ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
作品では、ゲーム世界での設定やイベントがしっかりと活かされ、絵も美しく描かれています。主人公が前世と転生で性別が変わるという新しい要素もあり、他の異世界もの作品とは一線を画す個性を持っています。また、管理者の設定を超えるプレイや、隠されたゲームの背景など、展開が予測できない展開も魅力の一つです。
読みやすさや絵の美しさも魅力的で、コミカライズが物語をしっかりと表現しています。テンプレとしてのモジュールを巧みに組み合わせた作品でありながら、その独自性や展開の面白さは読者を引き込みます。また、原作がなろうであることから、原作小説も楽しみの一つとして挙げられます。
「野生のラスボスが現れた! -黒翼の覇王-」は、異世界ものが好きな方やオンラインゲームファンに特におすすめの作品です。新しい要素が取り入れられつつも、テンプレをしっかりと活かした展開や緻密なストーリーは、どんな読者も楽しませてくれること間違いありません。ぜひ一度手に取ってみて、その魅力を堪能してみてください。 -
既刊2巻
お母様の言うとおり!:
コミックZERO-SUM(類似度:1)#ファンタジー #令嬢ロマンス 試し読み 似た漫画を探す
異世界転移、地雷付き。の一覧
概要
『異世界転移、地雷付き。』(いせかいてんい じらいつき)は、いつきみずほによる日本のライトノベル。「小説家になろう」で2018年1月1日に連載開始され、ドラゴンノベルス(KADOKAWA)より書籍版が2019年2月から刊行されている。イラストは猫猫猫が担当している。2018年12月からは「カクヨム」でも公開されている。「ラノベ好き書店員大賞2020」単行本部門で4位を獲得。
メディアミックスとしてコミカライズされることになり、レルシーの作画によりKADOKAWAが新たに開設したウェブコミック配信サイト『少年エースplus』の初期ラインナップに含まれ、2019年7月の開設時に予告編を掲載後、同年10月より連載開始された。
2020年5月には、同作の書き下ろしショートストーリー『盃の花を飲み干して』がキミラノとカクヨムで無料公開されていた。
あらすじ
修学旅行のバスでの移動で交通事故に遭い異世界の神であるアドヴァストリス(自称:邪神)により異世界転移することになる。その神は「チートはあるのか? そんなものはありません!」といいつつ、それぞれのポイントに応じて気前よくスキルを創造して提供していく。喜んでスキルを選んでいくクラスメイトがいる反面、チートは無いの言葉に違わずそれらのスキルには地雷といえる落とし穴がついていたのである。幼馴染同志で集まった3人を中心に異世界での生活を満喫していく。
第一章 確立
クラスメイトとともに交通事故で死亡したので異世界に転移することになったナオは、邪神からスキルの選択を促される。一見よさそうなスキルに心躍らせつつ、「ヘルプ」のスキルが気になって選択すると、スキルによる追加の情報でスキルのデメリットが地雷であったことを知る。
異世界転移後に幼馴染の二人と再会し、選択したスキルを互いに確認するとともに、「命大事に!」「英雄なんて目指さない!」「堅実こそが一番の近道!」と今後の方針を話し合うのだった。
ラファンを活動拠点にすることにした3人は、簡単な仕事から始めてお金を貯めながら徐々に自らを鍛えスキルを充実させていくとともに装備を充実させていくことにする。干したディンドルの実と干し肉である程度の財を貯めたところで、他の仲間を探しに東の隣町であるサールスタットに出かけるのであった。その道中の途中で行き倒れていた若林を救い、ラファンへ行くことを薦めるのであった。
第二章 合流
サールスタットでは再び異世界の高い物価とまずい食事という洗礼を受けることになった。それでも宿屋『川風』で夕紀と那月に再会、5人でパーティーを組むことにして、ラファンに帰るのだった。
ラファンに帰ってきたナオは、改めてラファンの街を調べてみることにする。そこで立ち寄った喫茶店風の食堂で自分と同じエルフのアエラと出会い相談を受ける。ナオ達が食堂の相談にのる一方で、アエラからはエルフ秘伝の家庭調味料を提供される。
生活が充実してくると、宿屋生活ではやりたいことに制限が発生するようになったので、パーティーで住む家を建てることにするのだった。
第三章 金策
いざ家を購入しようとなると必要となるのは、やはりお金。ディオラに相談しながら、マジックキノコの採取や、オークの討伐で資金を稼ぐことにした。新たなスキルを習得したり、マジックバッグを自作できるようになったりしたこともあり、戦力と狩りの効率は上がり、オークの群れを殲滅することになった。多少余裕が出てきた一行はサールスタットの北側にある渓流で釣行を楽しむのだった。
通常は薬草の採集やゴブリンの討伐ができるようになったぐらいのランク1 - 2の冒険者は、南の森での狩猟や護衛の仕事に就くというので、ナオ達は南の森に出かけた。そこで遭遇したのは低ランクの冒険者の現実であった。それなりに成果を上げていたナオ達にとって、かなり薄汚れ、汗まみれになっている無精髭が生えた高慢な元クラスメートの三人組に、関わるのが面倒に感じた。
第四章 足場固め
本拠地となる住宅が完成しささやかなパーティをした後、ナオ達は殲滅したオークの巣を念のため確認したのち、ギルドに成果を報告した。ギルドでは、その結果をもってランク4にランクアップするとともに、街に定住してくれる中堅の冒険者として歓迎された。
パーティーの今後の目標を話し合う中で、住環境の拡充と北の森で活動をすることになる。南の森が収入的に期待外れであるうえに、他のクラスメイトとの面倒を避けたかったからである。住環境の拡充では、調味料や各種薬品の充実、錬金術や生産系スキルを活かせる再生設備の拡充、風呂の整備などを行った。北の森では、銘木が高収入になると聞いて、新たな道具を用意して伐採した。
北の森で遭遇したアンデッドのモンスター対策を調べていくうちに、いくつかの情報が手に入る。聖水を求めて神殿に向かったナオは、神官に促されるままお布施をして祈るとアドヴァストリスから啓示を受ける。神官からは聖水の入手が困難であることを知る。他のメンバーの調査結果で、ケルグで新たな素材が手に入りそうなことがわかりケルグに出かけることに決める。一方で「サトミー聖女教団」の噂も聞くこととなった。
第五章 森の奥へ
ケルグでは、「サトミー聖女教団」による悪徳商法の実態を知ることになった。聖水の販売、聖水のおまけに握手券やら投票券、更にはガチャ的なクジまで行い、スキルで魅了して勢力を拡大していると推測された。社会不安の悪化傾向に眉を顰めるのであった。
ケルグで、資料の調査や買い物を終えたナオ達は、ギルドから、ケルグ - ラファン間に出没する冒険者崩れの盗賊の討伐を依頼された。ランク4でそこそこ高い能力があることと、ラファンに帰る予定があることが依頼の根拠だった。ラファンへの帰途で12名の盗賊に遭遇する。誰何の後先制攻撃して討伐したものの、討伐後にかつてのクラスメイトが含まれていることが分かり、後味が悪いものになった。
ラファンに戻った後、北の森野探索を再開したナオ達は、北西の森の奥にある洞窟の前にスケルトン・ナイトを含む50匹以上のアンデッドの群れに遭遇する。魔法で撃退した後で残された素材を回収しているうちに、その中に紋章が刻まれた白鉄製と思われる剣が含まれていることが分かる。ギルドに報告すると、剣にあった紋章は領主であるネーナス子爵家の紋章で、洞窟はミスリルの隠し鉱山の跡地であることが分かった。当時強引な開発を行っていたが、鉱山の視察に向かった領主とその息子が帰ってこないという事件が起きる。その後強いモンスターが大量発生して近づけなくなったということだ。ナオ達は、塩漬けになっていた依頼である「ネーナス子爵家の家宝の剣の回収」の依頼を受けることにする。
再び洞窟を探索し補給のため一旦戻ってきたナオ達は、ケルグの街がサトミー聖女教団関連の騒乱状態になっていることと、廃棄物処理のついでに作っていた肥料のあまりの効果の良さに代官から肥料関係技術の買取打診があったことをディオラから伝えられる。コンポストを代官に販売した際、パーティー名があった方がよいということで「明鏡止水」をパーティー名とした。
第六章 家族
ネーナス子爵家の家宝の剣を探しに再び洞窟に挑戦したナオ達は、洞窟内で宝箱を見つける。フィールドボスと思われるスケルトン・キングを斃すと目的の剣と思われるものを回収したのであった。宝箱があることと、ボスを斃すことでさらなる奥野領域が解放されたことから、その洞窟がダンジョンではないかと推測する。ギルドに依頼の結果を報告した後、ナオ達は、避暑を兼ねて水遊びに出かけるのだった。ギルドから狩りによる食料供給を依頼される。ケルグの状況が悪化しているらしく、ラファンへの食料供給が減っていた。
食料供給が一段落した後、再び洞窟に挑戦すると、罠に掛かり脱出できなくなってしまう。新たな食糧にすることが可能なモンスターの発見などもあったが、40日近い放浪の後、やっとダンジョンを脱出する。ダンジョンを攻略するなら本格的な準備が必要だと反省しつつ街に帰った。ギルドに報告に行くと、長期の行方不明から戻ったことをディオラが涙ながらに喜んだ。洞窟がダンジョンであったことを報告し、ダンジョンの名前を「避暑のダンジョン」と名付ける。ディオラからは、「サトミー聖女教団」が武力解体されたことが伝えられた。サトミーが「現人神」を名乗った時点で潮目が変わり、教団は武力で解体され、聖女サトミーが賞金首になったという。ケルグの件があったのでまだ送付していなかったネーナス子爵家の剣をギルドの依頼として自分たちでピニングの領主のところまでもっていかないかとディオラがナオ達に提案した。アエラに長期にわたる食肉提供の停止を詫びたうえで肉を提供した後に、レベルを確認しに神殿に参拝すると、孤児院に案内され、寄付をするとともに子供たちとひと時を過ごすのだった。
紛争の跡が痛々しいケルグについて良さそうな食堂に行くと、そこにはヤスエが夫ともに店を切り盛りしていた。スキルの弊害で苦労しつつもそれなりの幸福を掴んだことをナオ達は祝福した。紛争のために投げ売りしている本を買い求めた後、トーヤが行き倒れになっている獣人の姉妹を見つけた。せめて弔ってやろうとすると息がまだあり、トーヤが責任を持つというので、治療を施した。姉妹はメアリとミーティアといい、サトミー聖女教団にお金を貢いだ家主による放火で焼け出されたのだという。調べてみると親も亡くなっていた。責任を取ると言ったトーヤの小遣いだけでも二人を養えるというと、「お父さん言ってたの。お金を持ってる良い人がいたら、『やしなって』もらえって」といい、働くので養ってほしいと言われ、つれていくことにした。二人に必要な着替えなどを購入していると、聖女サトミーに声をかけられ、トーヤは彼女を気絶させて冒険者ギルドに突き出すのだった。
領都ピニングに着いた一行は、領主館に要件を告げると、しばらく待たされることになった。待っている合間にピクニックを兼ねてクエストを行い、その後、無事に商談を達成するのであった。ラファンに帰ったナオ達は、メアリとミーティアの歓迎会を開き、新しい家族として二人を迎えた。
第七章 ダンジョン
ナオ達はメアリとミーティアに留守番を任せると、ダンジョンの攻略を再開した。転移魔法が使えるようになったことから、転移ポイントを設置しながらの移動となった。4層まで攻略して宝箱を10個ほど見つけるも、大した収穫がなく、一度戻ることにする。ディオラから伝言があり、ギルドに行くと、以前見つけたペンダントの鑑定が終了しており、ナツキが使うことにするが、ナオに着けてもらおうとするも、ハルカが嫉妬してそれを許さずハルカがナツキに着けるという一幕があった。
5層ではゴブリン系の魔物が出て、武器を回収するとともに、宝箱からは宝珠が得られた。6層、7層、8層と肉が得られる魔物が出て、宝箱からは錫杖が得られた。9層、10層はアンデッド系の魔物が出て、魔物が臭い問題があってさっさと終わりにし、宝箱からはランプが得られた。11層には草原が広がっており時間がかかると予想して一旦戻ることにする。ダンジョンの様子をメアリとミーティアに話すと、冒険についていきたいと言い出したので、装備を整えてあげた上で訓練するように言い渡した。ギルドに行くとランプは『虫除けランプ』だったので庭で使うことにする。庭の柑橘と菜種の収穫し、菜種は菜種油に加工した。
8層まで転移して、そこから11層に向かった。11層では、草原にグラス・コヨーテの群れが徘徊していた。遠くに森が見えたので行ってみると、果物が収穫できた。12 - 14層は収穫できる果物の種類が違う程度で大差はなかった。15層にはストライク・オックスがいた。雄牛は狩って、牝牛は捕獲して乳を搾ることにする。乳を搾るとなれば、それなりの容器と道具が必要なので一旦戻ることにする。メアリとミーティアに取ってきた果物とミルクを提供した。分担して容器と道具を用意するのと並行して、ナツキがアイスクリームを作成した。
15層のボス部屋にはマードタウロスという二足歩行する牛が待ち構えていた。これを斃すと宝箱の中には白鉄製の両手剣が入っていた。16 - 19層は森野産物が果物がナッツ類に変わったぐらいで大差はなかった。20層では、進化種のレッド・ストライク・オックスが待ち受けていた。20層のボス部屋の前で一旦戻ることにする。ナッツを気に入ったメアリとミーティアは果物やナッツの収穫だけなら手伝えないかと言い出した。ディオラに果物をお裾分けして、ミルクを販売しようとすると、レッド・ストライク・オックスのミルクが貴族の間で精力剤的な人気があることが分かる。イシュカに常識的な育児としてメアリ達の年齢の子供を冒険者として鍛えることの是非を相談し、メアリ達を冒険に同行することにする。そんな中、ネーナス子爵からディオラに相談の手紙が届く。ダイアス男爵が結婚するのだという。ディオラは、贈り物としてレッド・ストライク・オックスのミルクを使うことを提案し、結婚式への使者の護衛には、ナオ達を派遣することを考え、謝礼に『避暑のダンジョン』の権利を譲渡することでコストを抑えることにした。交渉をまとめたディオラはナオ達に依頼を出した。
ナオ達はレッド・ストライク・オックスのミルクを採取に行き、まとまった収入を得たので、護衛の仕事の時期まで休暇を取ることにする。魚の補充とレジャーを兼ねて、メアリとミーティア、トミーを連れて魚釣りに行ったり、ミルクと魚をアエラに提供して料理を楽しんだりした。定期的に参拝してお布施をしているアドヴァストリス神殿で、新たなスキルを得るというイベントがあった。護衛依頼の期日が来たナオ達はピニングに出発した。
第八章 護衛依頼
ピニングに着いたナオ達は、レッド・ストライク・オックスのミルクを納品した。結婚式への使者には、ヨアヒム・ネーナスの長女であるイリアス・ネーナスが侍女のアーリンとケトラと領兵を伴っていくことになっていた。イリアスはメアリ達と同世代の少女だった。ナオ達は領兵の兵力を補って護衛することが仕事になる。領兵たちと訓練を共にする一方で、必要になる可能性があるからとイリアスに対する貴族の社交教育に付き合わされることになる。
行程は、ピニングからミジャーラの間が道が狭くあまり街道の整備されておらず、ミジャーラから目的地の領都クレヴィリーの間は街道の整備が行われているという。ナオ達が露払いすることで順調に旅を続けていたが、三日目には道幅の三分の一ほどもある穴が前方に出現し、身分不相応な武器で武装した盗賊に襲われた。結婚式への妨害が目的で参列者を減らして貴族の面目を貶めたかったようだ。ミジャーラに近づくとその外側にスラム街が広がっていた。ナオ達はこの世界の嫌な現実を理解するのだった。
クレヴィリーでは、新たな食材や新たな素材との出会いが待っていた。特にスパイスの類やコメを見つけたことはナオ達にとって僥倖だった。さっそく精米して食べてみるとともに、カレーに挑戦することを決意した。
ユピクリスア帝国の工作員が結婚式の妨害しているのではないかという情報が入った。結婚式場におけるイリアスの護衛を、エルフという見栄えもあって、ナオとハルカがするように依頼される。急遽、ナオの礼服とハルカのドレスが用意された。それとともにナオとハルカに社交の特訓が行われた。その中で、他の貴族からのナンパを防ぐ目的で、ナオとハルカがカップルとして行動することになる。
いよいよ結婚式当日。着飾ったハルカにナオは素直に綺麗だと思った。イリアスの後についてナオはハルカをエスコートした。結婚式が終わり、参列者の歓談が始まる。さっそく道中に襲われたことを指摘され、イリアスはナオ達を示して良い冒険者を確保していることを誇る。ダイアス男爵夫妻への挨拶を終えて、パーティーに出された料理を楽しんでいると、エルフを商品ぐらいにしか思っていない貴族がハルカに声をかけた。ハルカを愛人として引き抜こうとする貴族に対してナオは「彼女は私のパートナーです。近づかないで頂きたい。」とはっきりと断る。イリアスや他のエルフの貴族の助力でその場を切り抜けると、ハルカの美貌をほめる貴族に「既に決めておりますので」とハルカはお断りを告げた。パーティーから戻ったナオとハルカは、互いに自分の気持ちを告白して確認した。
無事にピニングに戻ってくると、ネーナス子爵から仕事を依頼される。聖女サトミーに逃げられた上に、連続して行方不明が発生しているので人手不足になっており、行方不明の調査を依頼したいということだった。ネーナス子爵の親族でもあるディオラからディンドルの採集を依頼されていたことを思い出し、ナオとハルカはトーヤ達と別れて行動することにする。
ラファンに戻ったナオとハルカは、ディオラに仕事報告をするとともに貴族の面倒さを嘆くのだった。ナオにディオラが粉をかけてきたことに、ハルカはナオに言質を取られるなと厳命するのだった。アエラを誘ってディンドルの収穫を済ませた。神殿に参拝するとイシュカに出会い、しばらく留守をしていたら庭が荒れたと嘆いたら、孤児院で草取りの仕事を請けたいと依頼される。きれいになった庭を確認して、ピニングに戻った。
一方、ピニングに残ったトーヤ達は行方不明者の調査を開始する。結局、明確な進展がないまま、ナオ達が合流することになった。ギルドに行くと既にグッズという冒険者が類似の案件を調査していることが分かる。グッズの行方を確認すると、不審な住宅があることが分かり、調査対象にする。その住宅に領兵を伴って調査のために押し入ると、クラスメイトだった加地がバンパイアの能力を使って魅了して放蕩三昧していた。戦闘になるが、手傷を負わせただけで逃げられてしまうが、後日その死体が発見された。被害に遭った女性の事後の状態が悪いこともあって後味が悪い結果となった。
第九章 一周年と……
ラファンの自宅へと帰還したナオが買い物に出かけると、ユキがついてきた。ユキはナオがハルカに指輪を贈りたいのではないかと揶揄うとともに店に同伴してアドバイスをした。ナオは白金とミスリルの合金のペアリングを贈ることにした。サイズがわからないというナオにユキは錬金術で『アジャスト』の機能を付与すると約束した。その交換条件的に、寿命が長くなって普通の人との結婚生活では問題が起きるけれど元々寿命が長いエルフのナオとなら価値観なんかを含めて問題がないので、自分の家族が欲しいユキとナツキとのこと考えておいてほしいと誘惑した。
ダンジョンの入り口に所有権表示の看板を建てた明鏡止水の一行は、ダンジョンに挑戦する前に、しばらく旅行していて鈍っている勘を取り戻すために、狩猟の日々を過ごすことにする。狩りで得た肉は孤児院に寄贈した。ダンジョンの二十層でボスであるレッド・タイラント・ストライク・オックスを斃して、ナオたちは二十一層に挑んだ。長い通路を抜けると二十一層には巨大な断崖絶壁とそこに流れ込む巨大な滝が待ち構えていた。崖にできている隧道を歩きながら状況を観察すると、行き止まりになっていて本格的に崖に対する対策が必要なことがわかり、ラファンに戻ることになった。
レッド・タイラント・ストライク・オックスから得た素材を処分することで資金的な余裕ができた明鏡止水の一行は、異世界転移とパーティの結成の一周年記念にパーティーをすることを企画する。パーティーの準備を兼ねて二週間の自由行動を設定した。
ナオとユキは、キノコなどの食材を採集するとともに、崖攻略のために用意した登山用具の評価を兼ねて、指輪に錬金術で『アジャスト』の機能を付与するために必要な鉱石を採掘した。ハルカは、旅行中に購入したコメを精米すべく籾摺り機の開発をトミーに依頼していた。同様にユキも登山用具の改良をトミーに依頼した。
パーティーでは、異世界に転移してからお世話になったラファンの人たちを招いた。この1年で知り合いお世話になった人たちに感謝の意を示した。パーティーでの話題として、コメが見つかったことから醤油や味噌、日本酒が作れるのではないかと盛り上がる。酒好きの関係者から日本酒に期待が集まった。宴が終わり、月明かりの下、ナオはハルカを呼び出して指輪を渡してプロポーズした。もっとも、いい雰囲気の中、その様子を隠れて覗いていたユキとナツキであったが、ユキが我慢しきれずナオとハルカの前に現れて揶揄って邪魔するととも祝福するのだった。
崖対策の準備をして再びダンジョンの二十一層に戻った明鏡止水の一行は、魔物に襲われるなどのトラブルに遭いながらも崖を下って行った。そんな中で、ナツキが落石で落下してしまう。ナオはナツキを救うべくナツキとともに落下していくのだった。
第十章 身の丈
轟音を立てて岩棚の上に落下する岩塊とともに落下していくナオとナツキをみて、ハルカは絶叫した。崖下を見ても滝からの飛沫で白い水煙しか見えない。ナオは自分から飛び出したのだから魔法で何とかするのではないかという気休めをいうトーヤをハルカは威圧した。しばらくして無事を伝える笛の音に安堵するも、転移魔法が使えなくなっていることがわかる。残されたメンバーは、ナオとナツキが自力で戻ってくる可能性を信じて、救援のための装備を確保するために出直すことにする。
ナツキに追いついたナオは、体を密着させて体勢を整えるとともに、ナオが減速のための魔法を、ナツキがそれを補助する魔法をかけ、崖下の川に何とか無事に着水した。岩に上陸して上を見上げるが、見えるのは滝の飛沫で白い霧に閉ざされた空。無事を伝える笛の合図を送るとともに、これからのことを二人は相談した。下流へ向かって移動を始めた二人を土石流が襲う。魔法で安全を確保するものの遠く下流に流された。
川から上がったナオとナツキは、森に入って野営をして交代で休みをとった。気丈にしていながらも不安を隠せないナツキは、いつもなら浄化してから使う寝具をそのまままにナオの温もりが残る寝床に潜り込んで不安を誤魔化した。森の中には、シャドウ・マーゲイ、トレント、シャドウ・バイパーといった隠密のスキルを持つ魔物が蠢いていた。二人は、それらを撃退しつつ、転移ポイントを目印にもと来た岩山の方に向かった。岩山付近で転移魔法がうまく使えないことに気づき、帰還方法を探るために岩山の調査を始めた。岩山の裾野に奇妙な穴を見つけた二人は、その穴を調べてみることにする。穴の先には、見慣れたボス部屋の先にある部屋と思われる小部屋とボス部屋に続くと思われる扉があった。宝箱の中のアイテムを回収し、ボスと思われる石像の攻撃を避けつつボス部屋の転移陣でダンジョンの外へ脱出した。
予想外に早期にダンジョンの外へ脱出できた二人は、ダンジョンの入り口に何も目印がないことから仲間がまだ帰還していないものと判断して、数日の間その場で待つことにする。ただ、その付近はダンジョンの中よりダンジョン周辺の動物や魔物の方が危険であることもあって、不安に思った二人は転移陣からの帰還ポイントを中心にした砦を構築した。砦ができてティータイムを楽しんでいると、帰還ポイントが光り仲間と合流できた。ハルカたちは、心配していた相手が先に脱出していてこともあろうかお茶をしている状況に腹を立てながらも再会に安堵するのだった。しかし、崖の事故によるパーティの分断は、パーティに少なくない影響を残していた。冒険者としての将来や、事故などの万が一の時の生活や、引退後の生活についてといった将来への不安である。
ラファンに戻ってきた一行を待っていたのは、トミーやガンツなどのパーティーに招いた人たちによる『酒はまだか!』という声だった。ダンジョンに再挑戦するにも準備や鍛錬が必要だし、期待させてしまったからには仕方がないと、酒造りに挑戦することにする。酵母の抽出と培養に成功すると、ガンツに報告した。しかし、いつの間にか話が大きくなっており、地下3階地上3階の巨大な醸造蔵を建て代官を巻き込んで地域産業にしたいといった話になっており、パーティが留守中の責任者としてディオラを巻き込むことにした。将来のためにも副業は必要だという話の流れで、その世界では結婚適齢期のユキやナツキが結婚や結婚後の子育てで冒険者として働けなくなった時のことをシモンに指摘されると、尽かさずナオがハルカとユキとナツキの3人を娶ってくれるから大丈夫とユキはナオを追い込むのだった。シモンは稼げる奴は複数の嫁がいるのは珍しくないし、必要なら相談に応じてやると、ナオを励ました。
第十一章 再始動
第十二章 新たな一歩と新しい命
第十三章 誰が為の……
第十四章 新たな道
連載中