はぐれアイドル地獄変

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最新刊(19巻)の発売日予測

2027-07-28

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はぐれアイドル地獄変の一覧

概要

『はぐれアイドル地獄変』(はぐれアイドルじごくへん)は、高遠るいによる日本の漫画。『別冊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて2014年4月から連載が開始された。その後、同誌が2014年12月に休刊したことに伴い、翌年3月『漫画ゴラクスペシャル』(同)に場を移して連載を再開した。同誌が2020年8月から電子媒体のみで刊行されるようになって以降も連載を継続中であったが、2022年9月15日配信の同誌26号にて、高遠の都合(休業引退)による休載が発表された。その後2024年3月15日配信の『漫画ゴラクスペシャル』44号から連載を再開。2025年5月の同誌の休刊に伴い、現在は漫画配信サイトの『ゴラクうぇぶ!』(同)に移籍している。

2021年7月からは『Booty Royale: Never Go Down Without a Fight!』のタイトルで英語版がセブンシーズ・エンターテインメントより出版されている。

2020年9月には実写映画が公開された。

外伝作品として、『はぐれアイドル地獄変外伝 プリンセス・セーラ』『はぐれアイドル地獄変外伝V ボイス坂』がある。

概要

発育の良い肉体のみが取り柄だったグラビアアイドル・南風原海空が、芸能界を生き抜いていくため体を張って奮闘するさまを描いたセクシーコメディ。アイドル漫画ではあるが、男性向け青年漫画誌に連載されていることもあり、生々しい性行為なども頻繁に描写されている。

同時に、芸能界で襲い来る様々な暴力に対して主人公が空手を駆使して立ち向かっていく空手活劇としての側面も持っており、特に6巻~13巻にかけて描かれた異種格闘技戦トーナメントでは格闘漫画的な描写が強く見られた。

作品の特徴として、作中に登場するキャラクターや番組の企画などに、実在の芸能人やTV番組などをパロディした描写が多数見られることが挙げられる。プロインタビュアーの吉田豪は5巻の帯コメントにて「どこかで見たような人物ばかり登場する」と評しており、作者自身も近藤哲也のインタビューに対しSODの企画AV『女格闘家対レイプ魔』シリーズに「色が黒くておっぱいのデカい姉ちゃん」と「芸能人似顔絵の要素」を入れたものが本作の出発点であると語っている。

漫画や映画、小説などへのオマージュも数多く見られ、特に異種格闘技戦を題材にした漫画として画期的な作品であった『刃牙』シリーズを彷彿とさせる表現は顕著である。なお、作者自身は格闘描写について、「板垣恵介:猿渡哲也:水穂しゅうし:中平正彦≒2:2:1:1」程度の割合で先行作品からの影響を受けたとtwitterにて述べている。

また、作者の過去作品で登場した多くのキャラクターが脇役としてゲスト出演していることも特徴として挙げられる。特に、未完のまま終わっていた作者の過去作品である『ボイス坂』については、2018年4、5月に『はぐれアイドル地獄変外伝V ボイス坂』として新装版が出版されたことで、正式に作品世界を共有する外伝作品として位置付けられた。

『ゴラクうぇぶ!』では、2015年4月から12月にかけて同作者によるスピンオフ作品『はぐれアイドル地獄変外伝 プリンセス・セーラ』が連載されていたが、作者の育休に伴い休載となった。なお、その内の第4話ではイルカとの性行為が描かれており、獣姦が自治体の有害指定に抵触する可能性から自主規制となり単行本には収録されない欠番となっていた。2019年10月28日以降は作者のpixivにて閲覧可能になっている。

各話サブタイトルは全てアニメ・特撮ソングの曲名で統一されており、曲の出典に関しては単行本のあとがきにて解説されている。

2022年7月11日、高遠の漫画家休業により、104話目までで一旦休載となることが発表された。2024年3月15日配信の『漫画ゴラクスペシャル』44号で連載を再開した。