3巻
2015年11月19日発売
「父危篤」の知らせを受け、日本へ帰る決心を固めたマツ。「BARあけぼの」が繁盛したおかげで借金は完済でき帰国後しばらく暮らせるだけの蓄えもできた。シアトルでの最後の気がかりは恩人ワーチョンのことだ。自分たちを「家族(ファミリー)」と呼び異国の地で支えてくれたワーチョンになんとかお礼をしたいが、彼は最低限の経費と報酬しか頑なに受取ろうとはしなかった。日本に帰る自分たちにできることは、ワーチョンのおかげで稼がせてもらった店の売り上げを受け取ってもらうこと…。だが直接お金を渡そうとしても固辞される、それなら--マツは、銀行から引き出した今までの店の売り上げの多額の現金と置手紙を店のテーブルに残して、…
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2巻
2015年11月19日発売
「体を売る以外なら何でもします。仕事をください!」大正6年(1917年)、夫・亀八からの電報を受け、身重の体でアメリカ・シアトルへと単身渡航したマツ。渡米早々、亀八の事業が失敗し多額の負債をかかえたことを知らされるが、持ち前の前向きさでアメリカで働き借金を返済することを決意する。だが英語もしゃべれず乳飲み子を抱えたマツがそうやすやすと仕事に就けるわけもなかった――。働き口が見つからずやることもないまま中華系移民たちの差別反対のデモに加わっていたマツは、そこで知り合った中華系移民のリーダー、ワーチョンに働き口を斡旋してもらえないかと頼み込む。そこでワーチョンが発した一言が、マツの、そして娘、孫娘…
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