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幻魔大戦 1巻
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概要
『幻魔大戦』はSF作家平井和正と漫画家石森章太郎(いずみ・あすか名義)が共同原作し、石森章太郎が作画した漫画作品であり、幻魔大戦シリーズの第1作にして原典の作品である。
「幻魔大戦」はまた、作中で描かれる戦いの総称でもある。
概要
『週刊少年マガジン』(講談社)において1967年第18号から第52号に連載された。単行本は1968年に全2巻が秋田書店から刊行されている。1976年には講談社漫画文庫(講談社)全3巻が刊行されている。超能力に目覚めた主人公が、宇宙的規模の敵・幻魔と闘わねばならない運命に直面し、世界中の超能力者を結集するために苦闘する姿が描かれた。しかし連載は、地球に急接近するドクロ模様の月と、その前に立ち尽くすかのように見える超能力者たちを描いた見開きの絵をもって、人類の敗北を暗示して終了する。
打ち切り理由は、「なにがなんだかわからない」という大勢の読者の反応のためという説と、石森章太郎と編集部との軋轢のためという説がある。また、石森プロダクションのサイトには、平井和正と石森章太郎という共同原作者の体制が破綻したと推測する記事もある。
なお、『少年マガジン』版の物語終盤にはジョン・ダンの詩『霊魂の進歩』が引用されている。