信長のシェフ

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最新刊(24巻)の発売日予測

2019-05-22

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作品データ

信長のシェフに似た漫画を探す

  • 既刊21巻

    逃げ上手の若君

    週刊少年ジャンプ
    (類似度:4)
    #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 全23巻(完結)

    最後のレストラン

    コミックバンチKai
    (類似度:4)

    『最後のレストラン』は、過去の偉人たちが最期に口にしたい食べ物を求めて、普通のレストランに訪れるという斬新な設定が魅力的な作品です。過去の人物たちがリクエストする料理に対して、オーナーやコンシェルジュがどう応えるのか、そのやりとりも面白さを増しています。読者は過去の歴史と料理を楽しみながら、一話完結形式でストーリーを楽しめるのもポイントです。

    この作品は歴史好きや料理好きだけでなく、幅広い層の読者におすすめの一冊です。一巻だけでなく、続きが気になってついつい次の巻も手に取ってしまうような、安定した面白さがあります。過去の人物たちとのやり取りや、料理に対するこだわりが描かれており、読み終わった後も考えさせられる要素がたくさん詰まっています。

    物語の展開やキャラクターの魅力に加えて、作者の風刺やユーモアも楽しめる点も魅力的です。作者なりの歴史上の人物たちのまとめ方や政治への風刺がある一方で、繰り広げられるストーリーは読者を楽しませてくれます。

    『最後のレストラン』は食べることに対する普遍的なテーマを掘り下げながら、歴史や料理、さまざまな要素も取り入れたバランスの取れた作品です。一気に読みたくなるようなストーリー展開や、登場するキャラクターたちの魅力に引き込まれること間違いありません。穏やかな風景の中に潜む奥深いストーリーを楽しむなら、ぜひ一度手に取ってみてください。

    #料理・グルメ #感動 #ヒューマンドラマ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊19巻

    魔人探偵脳噛ネウロ

    週刊少年ジャンプ
    (類似度:4)
    #ミステリー・サスペンス #心理戦 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊24巻

    忘却のサチコ

    ビッグコミックスピリッツ
    (類似度:4)

    先輩、この漫画『忘却のサチコ』は、主人公のサチコが美味しい食べ物を求めて繰り広げるグルメコメディーがとてもおもしろい作品ですよ!サチコの生真面目さや独特なキャラクターが魅力的で、一気に読んでしまいました。ストーリーも斬新で、食べ物の描写がとても美味しそうで、読んでいるだけで幸せな気持ちになります。サチコの痛い子っぷりも愛嬌があって笑えますし、彼女の食べる姿から目指す「忘却」がどんな形で表現されるのか、とても興味深いです。グルメ漫画好きなら必読の一冊ですよ!ぜひお試しください!

    #料理・グルメ #ギャグ・コメディ #ヒューマンドラマ 似た漫画を探す
  • 既刊24巻

    きのう何食べた?

    モーニング
    (類似度:4)

    おすすめの文章:
    『きのう何食べた?』は、日常の幸せや料理の楽しさを感じさせてくれる作品です。ゲイのカップルのほのぼのとした日常や料理シーンが丁寧に描かれており、読んでいて心が温かくなります。ストーリーも面白く、料理のレシピも参考になるので、食欲もわいてきます。何気ない幸せを感じたいときや癒しを求めるときに、是非読んでみてください。全巻揃えたくなる魅力満載の作品です!

    #料理・グルメ #日常 #ヒューマンドラマ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊30巻

    深夜食堂

    ビッグコミックオリジナル
    (類似度:4)
    #料理・グルメ #癒し #ヒューマンドラマ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊34巻

    黒執事

    月刊Gファンタジー
    (類似度:4)
    #バトル・アクション #ファンタジー #ミステリー・サスペンス 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊20巻

    異世界居酒屋「のぶ」

    角川コミックス・エース
    (類似度:3)

    異世界居酒屋「のぶ」は、美味しそうな料理と心温まる人間ドラマが絶妙に絡み合った作品です。異世界の住民たちが日本の料理に魅了される様子や、お店の雰囲気が描かれる中、読者も一緒に食欲をそそられます。また、一話完結の形式で、サクッと楽しめる点も魅力的。料理や人間関係に癒されること間違いなしの作品です。心温まる日常を求める方におすすめの漫画です。

    #料理・グルメ #ファンタジー #職業 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊18巻

    やんごとなき一族

    Kiss
    (類似度:3)

    『やんごとなき一族』は、一般庶民の娘である佐都と富豪の次男である健太の物語です。佐都が健太からプロポーズされ、二人は駆け落ち同然で入籍しますが、深山家での生活は佐都の想像をはるかに超えたものでした。厳格な父親や他の家族との葛藤、社会的な格差など、様々な問題に直面しながら、佐都と健太の愛の行方が描かれています。

    この作品は非常に引き込まれるストーリーで、読み始めたら止まらないという声が多くあります。作者の小山ゆかり氏が描くキャラクターたちの生き様やストーリーテリングが魅力的であり、読者を次の展開にドキドキさせること間違いなしです。また、マナーや人間関係、社会的なテーマに触れながらも、見どころ満載であり、勉強にもなる内容が詰まっています。

    一方で、一部の読者からは、作者の描く成金たちが下世話で魅力がないと感じる声もあります。しかし、そのような歪んだキャラクターたちが作品の実りや深みを感じる読者もいることは事実です。やんごとなき一族というタイトルに込められた意味を読者自身が感じることができるでしょう。

    全体として、『やんごとなき一族』はドロドロした展開や人間模様、キャラクターたちの葛藤など、非常に魅力的な作品と言えます。ハラハラドキドキしながら物語の展開を楽しむことができ、ストーリーに引き込まれること間違いなしです。ドラマ化も期待されるほどの人気作品であり、読者の心を鷲掴みにすること間違いありません。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

    #家族 #恋愛 #ヒューマンドラマ 試し読み 似た漫画を探す
  • 全7巻(完結)

    信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~

    別冊ヤングチャンピオン
    (類似度:3)

    信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~』は、歴史の常識を覆す驚きの内容が評価されています。信長の描写や本能寺の変の直前の状況など、戦国時代の舞台裏を描いた作品として、多くの読者を魅了しています。歴史好きな方はもちろん、歴史に詳しくない方でも楽しめる内容として評価が高いです。また、描写のリアリティや痛快な時代絵巻としても、読者を魅了しています。信長や光秀といった歴史上の人物の人間性や背景を知ることができるとして、歴史の勉強にもなる作品としても注目されています。『信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~』は、日本史を見つめ直すきっかけとなる必読の歴史解禁コミックスとして、多くの読者から高い評価を得ています。

    #ヒューマンドラマ #政治 #教養・文芸 試し読み 似た漫画を探す
  • 全27巻(完結)

    BASARA

    電撃コミックス
    (類似度:3)
    #バトル・アクション #ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す
  • 全35巻(完結)

    ハチワンダイバー

    週刊ヤングジャンプ
    (類似度:3)
    #ギャンブル #バトル・アクション #心理戦 試し読み 似た漫画を探す
  • 全38巻(完結)

    新宿スワン

    ヤングマガジン
    (類似度:3)
    #ヒューマンドラマ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊18巻

    夫婦円満レシピ~それでも夫を愛している~ :

    JOURコミックス
    (類似度:3)
    #恋愛 #HOW TO 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊16巻

    何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?

    ヤングマガジン
    (類似度:3)

    信長ファンにはたまらない!信長がタイムリープして本能寺の変を回避しようと奮闘する『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』は、ギャグ要素満載で笑いが止まらない作品です。戦国時代の知識があるとさらに楽しめるテンポの良さと、変わり種の設定が面白い!信長をブラック企業のトップとして描かれているのも斬新で、ユニークな見方ができます。続きも気になる作品なので、ぜひ読んでみてください!

    #ちょいエロ・セクシー #ギャグ・コメディ 試し読み 似た漫画を探す
  • 全20巻(完結)

    約束のネバーランド

    週刊少年ジャンプ
    (類似度:3)

    『約束のネバーランド』は、母親と慕う存在が実は親ではないという衝撃の真実が明かされ、主人公たちの運命が一変する物語です。エマ・ノーマン・レイの三人が小さな孤児院で幸せな日々を送っていたが、ある日突然、彼らの日常は終わりを告げることになります。脱獄編では緊迫感と頭脳戦が繰り広げられ、主人公たちの奮闘が読者を引き込みます。作中のどんでん返しや白井先生の巧みな筆致によって、一気に物語に引き込まれること間違いなしです。また、作画担当の出水先生の美しいイラストも魅力の一つで、コマの小さな絵や伏線の多さなど、深読みする楽しみもあります。

    『約束のネバーランド』は、面白いストーリー、緻密な世界観、そして魅力的なキャラクターたちが描かれており、現在までに12巻まで刊行されています。ストーリーは間延びせずにどんどん展開が進み、巻を追うごとに面白さが増していく作品として、多くの読者から高い評価を受けています。物語自体に魅力的な点が多い一方で、Kindle版での細かい文字が読みづらいといった声も上がっていますが、そのような点を差し引いても、『約束のネバーランド』は今最も面白いマンガとして称賛されています。

    この作品は、子供達だけの群像劇が描かれており、斬新な内容や作り込まれた世界観が魅力的です。アニメ化もされ、原作ファンからも高い評価を得ています。最初は子供が好きで読んでいるという理由で手に取った方も、物語の奥深さと展開にどんどん引き込まれることでしょう。『約束のネバーランド』は、読者を緊張感や興奮の連続へと誘う名作マンガであり、ぜひ一度手に取ってみてください。#約束のネバーランド #漫画 #サバイバル #頭脳戦 #群像劇 #ダークファンタジー #アニメ化 #名作 #ストーリー性 #イラスト

    #ダーク #ミステリー・サスペンス #ファンタジー 試し読み 似た漫画を探す
  • 全11巻(完結)

    花衣 夢衣

    YOU
    (類似度:3)
    #ちょいエロ・セクシー #恋愛 #家族 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊9巻

    金装のヴェルメイユ ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~

    月刊少年ガンガン
    (類似度:3)

    ヴェルメイの破壊力がすごかった。アルトとの組み合わせも最高!続きが気になる! #魔法 #使い魔 #学園ファンタジー #王道 #ニコニコ静画 #絵が綺麗 #お色気 #おねショタ #面白い #ファンタジー #金装のヴェルメイユ

    #ちょいエロ・セクシー #ファンタジー #バトル・アクション 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊22巻

    信長の忍び

    ヤングアニマル
    (類似度:3)

    『信長の忍び』は信長と忍びの少女たちを描いた戦国4コマ漫画で、10巻までが発売されています。最新刊では、信長包囲網のキーパーソンである浅井長政との決着、信長の愛妹お市の運命が描かれています。重野先生の描写は繊細で心温まるものがあり、特に信長さんとお市の心情が丁寧に描かれています。また、今回は浅井・朝倉が滅ぼされる展開で、信長家中での宴会や忍び同士の戦いが繰り広げられます。続きが気になる内容で、ファンにとっては必見の巻といえるでしょう。信長時代の歴史を分かりやすく描きながら、笑いと泣きを交えたストーリーは、一度読んだら虜になること間違いなしです。信長ファンや戦国時代が好きな方に特におすすめの作品です。心温まる人間関係や緊迫感あふれる戦いなど、さまざまな要素が詰まった『信長の忍び』は必読の一冊と言えるでしょう。信長ファンや歴史が好きな方には、ぜひおすすめしたい作品です。

    #ギャグ・コメディ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊76巻

    トリリオンゲーム

    ビッグコミックスペリオール
    (類似度:3)
    #ビジネス #ヒューマンドラマ 試し読み 似た漫画を探す
  • 既刊44巻

    魔入りました!入間くん

    週刊少年チャンピオン
    (類似度:3)

    先輩、これからの週末、ぜひ『魔入りました!入間くん』を読んでみてください!今回も入間たち魔具研究師団が、学園祭にぴったりの出し物に挑む様子を描いています。先輩が忙しい毎日に少しでも童心に戻れるような作品で、読んでいてワクワクすること間違いなしです。新たなキャラクターも登場し、既存のキャラクターたちにより深みが加わっています。何度読んでも面白いし、続きが気になる展開に絶対ハマると思います。師団披露のシリーズが再び登場し、魔獣とのバトルだけでなく、主人公の成長や人間関係も丁寧に描かれています。入間ならではのアイデアが悪魔学校を騒がせる中、ますます彼の人望とリーダーシップが試される様子も描かれています。個人的には新しいメンバーとの関わり方や、後輩たちとのやり取りに注目して読んでいるので、先輩もそこに注目しつつ読んでみると面白さが増すかもしれません。様々な感情が交錯する展開や、出し物への準備にワクワクしながら付き合っていく様子は、読者を飽きさせず心地よいサスペンスを届けてくれます。ぜひ、先輩もお時間があるときに読んでみてください!

    #ファンタジー #ギャグ・コメディ 試し読み 似た漫画を探す

信長のシェフの一覧

概要

『信長のシェフ』(のぶながのシェフ)は、西村ミツル・梶川卓郎による日本の漫画。およびそれを実写ドラマ化した作品。漫画は芳文社『週刊漫画TIMES』にて、2011年3月18日号から2024年4月12日号まで隔週で連載された。

現代の料理人が戦国時代にタイムスリップするというSF作品。単行本第10巻までは西村が原作、梶川が作画をそれぞれ担当していたが、第11巻以降は梶川がすべて担当する一方、西村は第11巻・第12巻のみ料理監修を担当してその後は手を退いている。第12巻からは主人公が作る料理として西洋料理が封印され、それ以降は諸外国の料理に限定されるなど、ストーリー的にも影響が見受けられる。

あらすじ



第一巻

料理人ケンは、永禄11年(1568年)の戦国時代にタイムスリップし記憶を失っていた。間者と思われ斬り殺されそうになり、川へ飛び込んで逃げた瀕死のケンを助けたのは、夏という女性の刀鍛冶であった。

自分自身については過去はおろか、本名すら思い出せないケンであったが、料理の技法や料理に関連する記憶だけは残っており、自身が未来から来た者であることを自覚する。この時代に存在しない調理法による料理を売り出し、京の都で評判になったケンを、織田信長は自分の料理頭に取り立てた。

第二巻

信長はケンに将軍・足利義昭に料理を供するように命じる。ケンの料理の味に魅せられた義昭は、ケンを自分の料理人に取り立てようとするが、信長に阻止される。全ては義昭に釘を刺すための、信長の策であった。

4月、ケンは越前の名物を料理として足利義昭に供する。それを義昭が食することは、朝倉攻めを義昭が承諾したことを意味した。かくして信長は、越前に出兵する。

第三巻

信長の朝倉攻めは、浅井長政の裏切りにより失敗する。信長はケンの料理を、同盟者・徳川家康をつなぎとめるため、また浅井方の堀秀村を寝返らせるための工作にと、活用する。

元亀元年(1570年)6月、信長は浅井氏の北近江攻略へと出兵する。ケンは間者・楓とともに小谷城へと潜入する。そこで信長の妹で浅井長政の妻・お市の方が、浅井氏に殉じる覚悟を確認するも、ケンは浅井方に捕らえられてしまう。

第四巻

ケンは浅井長政に処刑されようとしたが、偏食の娘・茶々に「お子様ランチ」を作り、これを茶々が好んで食べたことで助命される。お市の方の好意により、ケンは小谷城を脱出する。

6月28日の姉川の合戦において、戦況は浅井・朝倉連合優位で推移する。だが信長の命令により、ケンの「料理の匂いを嗅がせて、興奮した敵兵を正気に戻す」という作戦により、織田・徳川連合は逆転勝利する。

第五巻

信長が浅井氏の息の根を止めなかったことを好機ととらえた三好三人衆が、反信長の旗をかかげ挙兵。その三好党に本願寺も加勢し、挙兵する。その影には、本願寺門主に情報を提供する、西洋の菓子を作る女性の存在があった。

さらに比叡山も、反信長の旗をかかげ挙兵する。

第六巻

元亀元年(1570年)9月19日、森可成は討ち死。圧倒的に不利な状況を打開するため、信長は本願寺との和睦を決意し、足利義昭に仲介を依頼。その条件は、帝の目の前での料理勝負であった。

料理勝負は菓子と決定。ケンは噂の本願寺の女性料理人と勝負する。信長の思惑通りに、帝は料理勝負に引き分けの判定を下し、期限付きで本願寺との和睦が成立する。

第七巻

ケンは信長に、松永久秀を饗応する料理を出し、その腹をさぐることを命じられる。ケンは松永久秀という人物を知らなかった。

信長の間者・楓は、ケンによる特訓で西洋菓子の基礎を身につけ、今井宗久の仲介で本願寺へと潜入。本願寺の西洋菓子の料理人・ようこの助手となる。

信長は比叡山の焼き討ちを決意。森可成という支柱を無くした家臣たちは、信長の心中をはかりかね、動揺する。だがケンを介して信長の心中を悟った家臣たちは信長に従い、焼き討ちが実行された。だが実際の比叡山は僧は誰ひとりおらず、無人の寺に放火しただけだったが、信長の行為は比叡山の僧を虐殺したかのごとく風評として広まる。

第八巻

元亀3年(1572年)、信長は顕如と対面。ほころびかけた本願寺との和睦を結び直す。その席で信長は、ようこが作ったナツメグを大量に入れられたマカロンによって、中毒で倒れるも、ケンによって何とか一命をとりとめる。

松永久秀は三好と手を組み、信長に謀叛をおこす。それに呼応して武田信玄も西上を決意。信長の背後にいる料理人の存在を知った信玄は、秋山信友にケンの暗殺を命じる。だがケンの料理の才を知った信友は、ケンを甲斐に連れ帰る。そこでケンは、信玄の病を好転させるための料理を作る。

第九巻

あくまで信長に忠誠を誓いながら、それでもなお自分の身体を労る料理を作るケンに感服した信玄は、自らの死期を悟り、ケンを逃がしてやった。

ケンは徳川家康の陣中へと逃げのびる。三方ヶ原の戦いでの徳川の敗北を食い止められなかったケンだが、敗戦にうちひしがれる家康を料理で元気づける。

かくしてケンは信長の元に帰参するが、信玄との約束により、武田方の事情は一切信長には語らなかった。

第十巻

元亀4年(1573年)、信長の命によるケンのスッポン料理(義昭が独断で改元した元号「元亀」と掛けてあった)に激怒した足利義昭は挙兵。信長は兼ねてより岡部又右衛門指揮の下で建造させていた大型船を用いた迅速な行動で逆に義昭勢を包囲。ここに室町幕府は滅亡する。

さらにはケンによる料理・菓子などの贅を尽くした歓待で権大納言・山科言継を籠絡し、信長は朝廷を動かして「元亀」から「天正」への改元をなしとげる。改元の流れを食い止められなかった本願寺は、間者の存在を疑う。

天正元年、ここに信長は、浅井・朝倉の殲滅を決意。一方で本願寺は朝倉への使者に、あえて楓を同行させる。

第十一巻

楓が信長の間者と発覚し、下間頼廉によって捕らえられるが、楓のもたらした情報により、信長は朝倉をわずか八日で殲滅する。

一方で信長はケンを遣わして、浅井長政に翻意を促すが、あくまで浅井は抵抗を選択。信長は浅井氏を滅ぼすも、ケンの進言と木下藤吉郎秀吉の活躍によって、お市と娘たちは救出される。

楓を捕らえた本願寺は、ケンを使者として申し開きをするように、信長に通達する。信長はあえてこの誘いに乗り、ケンと明智光秀を使者として派遣する。

第十二巻

ケンは、ようこから自分の身元についての情報を得る。そして「西洋料理を封じること」を条件として、楓の身柄を本願寺から貰い受ける。ケンはこの後、西洋料理に代ってインド・東南アジア料理を披露するようになる。

天正2年(1574年)正月、信長は馬廻衆との内輪の宴席において薄濃(はくだみ、漆塗りに金粉を施すこと)にした義景・久政・長政の首級を御肴として白木の台に据え置き、酒宴を催したが、実際は本物の骸骨ではなく、ケンのアイディアにより菓子細工でできた偽物であり、長政の遺骨は極秘裏に市に渡された。

一度は謀叛をおこした松永久秀は、城を差し出すことを条件に信長に詫びを入れる。その久秀の陰には、ケンと同じく平成の時代からタイムスリップしてきた松田=果心居士の存在があった。ケンを「葛城」と呼び、信長への繋ぎを頼むがケンに以前の時代の記憶がないと知ると態度を豹変させて去る。細川藤孝の嫡男・忠興と光秀の娘・玉の婚姻の約束が決まるなど慶事もあったが、松が明けると越前で一向一揆が勃発。これを機に動く勢力を警戒する信長は甲斐の武田勝頼の元に使者としてケンを派遣する。

第十三巻

天正二年(1574年)1月27日、武田勝頼が東美濃の明智城を陥落させる。武田の脅威を感じた滝川一益は、上杉謙信との同盟継続を信長に進言する。

ケンの留守中に松田は織田信長に面会し、仕官を申し出るが、この時うかつにも「果心居士」を名乗ってしまう。そして史実通りに「果心居士」は仕官を拒否される。そして松田=果心居士は、織田の次、すなわち「本能寺の変」を起こす人間に取り入ることに目的を変更する。

ケンは羽柴秀吉につき従い、上杉謙信への使者の一員となる。ここでもケンの機転によって、京都での上杉宛の進物の入手、上杉謙信との同盟継続に成功する。

天正2年(1574年)3月28日、ケンの機転と山科言継の取りなしにより、信長は蘭奢待切り取りの勅許を得た。だが、それに先だって松田=果心居士にそのことを予言されていた明智光秀は、予言の的中に驚愕することとなる。松田はもうひとつ、光秀が信長を討つことをも予言していた。

第十四巻

武田勝頼は徳川方の高天神城を攻略、落城させる。この徳川の窮地に織田は動かず、織田と徳川の間に不穏な空気が流れる。なおかつ松田=果心居士の策謀が、徳川方の不信をさらに煽る。だがケンの料理によって家康は信長の真意を悟り、織田・徳川の亀裂は免れることとなる。一方で自分の策謀の邪魔をされたことから、松田はケンの暗殺を決意する。

天正3年4月、武田勝頼は再び三河に侵攻する。信長は岡部とケンに対して、徳川への兵糧米の輸送と、秘密裏の築城を命じる。ケンは地元農民を説得して味方につけるのが自分の任務と悟る。だが地元農民は兵糧米を奪わんと襲いかかり、ケンは捕われてしまう。その背景には松田の陰謀があった。

第十五巻

徳川を裏切り武田に従っていた農民たちであったが、ケンの嘆願と飴細工を用いたとりなしによって、徳川方へと帰参することになり、秘密裏の築城の人足を得ることとなる。野戦では負け知らずの武田であったが、まるで堅固な山城のような織田・徳川の野戦築城と、東国と西国の圧倒的な地域格差による鉄砲の技量の差で、窮地に陥る。そして穴山信君・武田信豊の戦場離脱によって、勝敗が決する。しかしこの最中においてもケンは奔走し、酒井忠次に加勢し、また空腹の長篠城の兵たちをマサラチャイ風栄養ドリンクで蘇らせる。

長篠の合戦における武田の敗北は、日本全土に激震を走らせることとなる。そんな中、信長は、嫡男・信忠への家督相続を決意する。

第十六巻

家督相続の宴に出す料理頭を命じられたケンは、主役となる信忠の人となりを知るために、岩村城攻めの信忠の陣中に向かう。城を粘り強く守り続けた秋山信友は、漸く武田勝頼の援軍の接近を知るや突如として降伏する。ケンからの助言で秋山の意図を察知するも、勝ち戦に安堵した兵たちの士気が大幅に低下してしまっていたことから、信忠は勝頼軍との戦を避け降伏を受け入れることを決断した。その信忠にケンは信長とは違う人物像を見る。

降伏し、岐阜へ連行された秋山は、何とか助命をとのケンの努力も虚しく、天正3年11月26日長良川で磔となる。

家督相続の準備が進む中、信長の三男・信孝は自分こそが家督を継ぐべきだと考え、相続披露の宴に介入する。信孝の配下によって監禁されたケンたちだが、脱出に成功し料理の不手際も挽回する。そして信忠に織田家の家督を譲り渡した信長は、自らは日の本の王になると宣言した。

第十七巻

歴史を変えて、信長を天王寺合戦で抹殺しようと企てる松田。だが、そんな松田に危惧を覚えたようこは、菓子に思いを託しケンに連絡を取る。

顕如と松永久秀は果心居士の予言を利用して光秀が信長を裏切るように画策する。また、毛利と盟約を結び史実には存在しない毛利軍の出陣を画策した。天王寺合戦が始まる。

第十八巻

信長に独りで瀬戸内海を東進する毛利軍を停めることを命じられたケンは、宋花琳ら明の商人の協力を取り付け、足止めに成功する。同時に、果心居士が誘拐していた光秀の娘・玉も無事に取り戻し、果心居士を捕らえることに成功する。

本願寺軍に包囲された砦に立て篭もる光秀を救うために、信長は救援に出たが、突如のことで兵の集まりは悪い。しかし、信長は砦までの単騎駆けで、包囲網を突破し、光秀軍との合流に成功。本願寺軍を退ける。

そんな折り、顕如に従って前線近くまで来ていたようこは信長軍に捕らえられ、そしてケンは流れ弾を頭に受けて意識を無くしてしまう。

第十九巻

信長は捕らえたようこをケンの配下に置いて政局に利用しようとするが、ケンはこれに反対する。ケンの説得を受け入れ、人質交換の体でようこを本願寺に返すとともに、ケンの西洋料理封印を解禁させる。松永久秀の裏切りは明らかであったが、証拠はまったく残っていなかった。最後の生き証人である果心居士=松田も処刑が決まっていたが、ケンの奔走と竹中半兵衛の策によって、「果心居士は処刑の場から妖術を用いて逃げ出した」と仕立てあげることに成功する。松永久秀は自身の裏切りの証人である果心居士の殺害を指示するが、果心居士は信長からの国外永久追放の命令を受け、明の船に乗り込んでいった。その際に、松田は史実では信長が天王寺合戦で軽傷を負っていたことをケンに告げた。

第二十巻

松田の去り際の一言によって本来の歴史では天王寺合戦で信長が受けるはずだった銃弾を自身が受けてしまっていた事にケンは気がつく。現代人が複数関わったため歴史が変わったのでは無いか、また自分は歴史を変えうる存在だということを推察しこれに葛藤する。天正四年7月14日に織田方と毛利方の「第一次木津川口」の海戦が始まり織田水軍は大敗する。織田の家臣達の命により場を和ます物として敗走した九鬼嘉隆に阿部橘を使ったオレンジピールのハーブティーを出し気分を落ち着かせ決意を新たにさせる。そしてケンも歴史を変えないために信長の元を去るのか歴史を変えるために今の場所に留まるべきかを夏の励ましもあり考えだす。海戦に勝利した毛利輝元は対織田への措置として上杉謙信に織田討伐の書状を送る。信長の狙いは遷都にあると気がついた謙信は織田との同盟を破棄し七尾城へ進軍するも攻略できないまま天正五年になる。ケンは織田信忠の願いによって秘密裏にやり取りをしている武田の松姫への贈り物に橘の香りを封じ込めた文を提案し作成するなど安土には平穏な時がながれていたが天正五年七月に上杉が再び七尾城に攻撃態勢に入ると信長も滝川一益、丹羽長秀、羽柴秀吉といった武将を越前、北ノ庄の柴田勝家の元に集め織田信長と上杉謙信唯一の戦い「手取川の戦い」が幕を上げる。加賀の一向衆の妨害により柴田勝家の軍が進軍出来ていない事を知った信長は越前に出陣するがこれを見たケンは織田軍と上杉軍の戦はあった気がするが織田信長と上杉謙信の直接対決は無かった気がするという自身の曖昧な知識に気がつき歴史を変える変えない以前の問題だということに気がつく。北ノ庄に着いた信長は柴田勝家を呼び寄せ上杉との一大決戦におよぶことを話すがその前にケンを呼び寄せ謙信と信長自身が似ていることをケンに伝えその上で信長は謙信と会ってみること、そのためにケンに武田勝頼に捕まってくるように命じた。

第二十一巻

他の家臣の反対を防ぐため、信長は謙信との会談を、ケンとその場にいた柴田勝家のみ知りうることとして、二人に準備をさせる。ケンは、先の信忠から松姫への文にあった香りを再現し、松姫への贈り物を届ける使者であると言って武田家へ向かう。勝家は、事前に取り決めた信長と謙信との会談予定場所に向けて急ぎ兵を進める。その不可解な進軍は羽柴秀吉らに疑念を抱かれるものの、勝家はその理由を話せない。松姫に会うことに成功したケンは、信忠は何も知らず自分は信長の命で来たことを打ち明け、松姫に願い出て武田勝頼と再会。ケンは、信長が謙信との会談を望んでいることを伝える。織田と上杉の停戦は武田にとっても利があると考えた勝頼は、ケンの望み通り彼を「陣中見舞い」として、2年前に武田家と和睦している謙信の元へと送った。会談予定地の近くで信長は勝家の軍と合流したが、それより以前に秀吉は、勝家の不可解な進軍に愛想をつかして帰陣したと敵味方に見せかけ、少数の部隊で進んで偵察を行っていた。その時、謙信の元へと向かうケンと秀吉が遭遇してしまう。その場はやり過ごして謙信ら上杉家諸将の前に出たケンは、謙信がかつて寺に預けられていたという話をもとに、元来毒性があるコンニャクを使った精進料理を使ったメッセージを出すことで謙信と一対一で対面、信長が謙信と面会したがっていることを伝える。