プライム・ローズ 【完結】

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作品データ

テーマ/作風
  • バトル・アクション
  • 設定
  • 王族・貴族
  • ジャンル
  • 少年マンガ
  • 出版社
  • 手塚プロダクション
  • 掲載誌/レーベル
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    プライム・ローズの一覧

    概要

    『プライム・ローズ』(英語: PRIME ROSE)は、手塚治虫による日本のSF漫画作品。

    概要

    『七色いんこ』の連載終了から1か月後の1982年7月9日号から1983年6月3日号まで『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載された。

    手塚自身は当初SF漫画の連載を希望していたが、当時の編集長であった阿久津邦彦には「SF漫画は売れない」という考え方もあって、SF漫画の連載には否定的だった。そこで、SFを薄め、剣と魔法の世界の要素を取り入れたヒロイック・ファンタジー的な本作のアイデアを手塚が出してきた。手塚は本作の世界観を説明するのにハンナ・バーベラ・プロダクションのテレビアニメ『原始家族フリントストーン』を例に挙げ、「原始時代なのに石のテレビや自動車がある世界」と説明している。

    本作の主人公エミヤは、オテンバ、ハネっ返りな性格の手塚流美少女キャラの正統的な性格をしたキャラクターであるが、恋多き女であり次々に恋をする点が大きく異なる。エミヤが女戦士として戦う際の衣装(プロテクター)は露出度が高く、また人前で裸になるといったセクシーな描写も多い。黒沢哲哉は、手塚が以前にもやっていたように、連載当時に隆盛していたラブコメやロリコンマンガに対する対抗心からではないかと推測している。

    しかし、こういった流行に対する対抗心が先行した手塚作品が異端の作品となってしまうこともよくあることで、本作も感情が先走ってストーリーに一貫性がなくなり、主人公の突飛な行動ばかりが目立つようになった。その結果、連載当時には評価されず、手塚自身も気に入らなかったことから、なかなか単行本化されなかった。

    手塚自身も悩みつつ執筆していたようで、「このコマにエミヤの裸体を描くべきか」「視線の行き先を点線で示したほうが良いか」など、当時担当編集だった伊藤嘉彦(後の幻冬舎コミックス社長)に、それまでの他の作品では無かったような相談を行っている。