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グリンゴの一覧
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グリンゴ 1巻
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概要
『グリンゴ』 (GRINGO) は、手塚治虫による日本の漫画。『ビッグコミック』(小学館)にて1987年15号(8月10日号)より1989年2号(1月25日号)まで連載され、作者の死去により未完となった。
概要
主人公・日本 人(ひもと ひとし)を通して、高度経済成長期の商社に仕えるサラリーマンの姿、異国から見た日本人像を描き「日本人とは何か」を問うた社会派サスペンス漫画。タイトルの「グリンゴ」 (Gringo) にはスペイン語で「よそもの」という意味がある。グリンゴの語源は諸説あるが、スペイン語でギリシャやギリシャ人をさすGriegoから転じたという説が強く(要するに外国なまりが強いスペイン語を話す奴ら、聞き取れないスペイン語を話す奴らという蔑称)、現在ではラテンアメリカから見ておもに北アメリカ、カナダ、アメリカ合衆国の白人たちを指した蔑称である(ただし、白人のみとは限らず北米の黒人を指すこともあり、動画で北米の黒人のスペイン語を例えにグリンゴと揶揄されているものがある。さらに国や地域によっては、先進国の人たち一般を指すこともある。例えば Gringo Japones など)。
大人向けの漫画ということで、やや過激な描写も見られる。
『ルードウィヒ・B』『ネオ・ファウスト』と共に手塚の遺作となった漫画の一つである。手塚の胃癌が進行していく最中にも描き続けられ、最後の6回はすべて病院のベッドの上で描かれたものである。講談社版『手塚治虫漫画全集』の『グリンゴ』の巻末には、かつての手塚治虫の似顔絵とは似ても似つかない、骨と皮だけのようなガリガリの状態で本作を描き上げている様子が自身の漫画で描かれている。
田中圭一によるリメイク作品『グリンゴ2002』が2002年、『トラウママンガマガジン』(英知出版)創刊号に掲載された。