光に向かいし花のごとく 10巻

発売日: 2021-04-25

新宿中村屋を創業した夫婦、相馬愛蔵とその妻・相馬黒光。宮城県仙台市の藩士の儒者・星雄記を祖父に持ち廃藩置県の4年後に生まれた星 良…のちに結婚して相馬良となり、愛蔵の故郷、安曇野郡東穂高から上京し、夫婦で本郷でパン屋を開業する傍ら、夫婦ともに文筆活動もしながら、明治、大正、昭和と続く時代の中で、様々な芸術家…画家、彫刻家、文筆家、舞台俳優などと交流し、彼らを様々な形で支援し、後に「中村屋サロン」と呼ばれた日本近代文化の一役を担うこととなる。 最後の「黒光の章」は良が文筆業として使った筆名・相馬黒光として、中村屋サロンに関わった人々と、時代の流れに流されながらも、時に立ち向かい時に打ちのめされて、それでも夫婦の絆を紡ぎながら堂々と生きていく様を描いていく。 9話からいよいよ黒光の章に入り、中村屋の営業をしながら、相馬夫婦がその時代の芸術家や文筆家の後援をし、さらに生来の世話焼きの夫婦は思わぬことに、外国人の活動家を匿う事態に巻き込まれていく…。 10話では相馬夫婦の長女、俊子と画家、中村彝との恋愛騒ぎもそこそこに中村屋は大正4年から政治的な事件に巻き込まれていく。その間にも良の従妹で国木田独歩と恋愛沙汰を起こして世間の噂になった佐々城信子の娘、浦子が中村屋に頼って来たのだが…。 そして 続きを読む

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